子育て情報『つい後回しにしてしまう自分にうんざり。親子で改善した「1日のエネルギー」の使い方とは』

2018年4月17日 14:00

つい後回しにしてしまう自分にうんざり。親子で改善した「1日のエネルギー」の使い方とは

そこで、こんな提案をしてみました。

「例えば、お姉ちゃんは本を読むのがすごく好きだよね?本を読んでると疲れる?」

「ううん!全然!むしろワクワクして、いつまでも読んでられる!」

「ほら、今すごく目がキラキラして楽しそうでしょ?そう思えるものとやっているときに、心は自然に満たされて、それが次に何かをするためのエネルギーになっていくんだよ」

「それだったら簡単!僕はフィギュアで遊んだりユーチューブを見たりすればいいんだ!」

こうして、わが家では、午前は『なりたい自分になるために努力する時間』、午後は習い事などに取り組み、夕食以降は『心の充電をするために自分で自分を喜ばせてあげる時間』、『次の日の自分のために夜更かしせずにしっかり寝て体を元気にしてげる時間』にあてるという過ごし方を取り入れることになったのです。


明日の笑顔を少しでも増やせるように

つい後回しにしてしまう自分にうんざり。親子で改善した「1日のエネルギー」の使い方とはの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10179012308

午前中は「さあ、頑張るよ!」とお互いに発破をかける分、夜は「さあ、自分で自分を喜ばせてあげようね~!」と、なんだか楽しい言葉が家の中に響くようになりました。

これまで、私や娘に依存して過ごしがちだった息子が 「あれをやってみよう」「これで遊ぶことにする」と自分で決めて一人で過ごせる時間が増えてきました。これはとても大きな変化です。おかげで私も月に1本程度ですが、ここ10年ほど遠ざかっていた映画鑑賞ができるようになってきました。

午前中にお風呂掃除を終えられる確率もかなり上がってきました。
今までは「家事が残っているのに楽しいことをするのは後ろめたい」という考えに縛られていました。ですが、「きちんと自分を喜ばせて充電してあげなければ明日を元気に過ごせない」と考えを改めることで、堂々と充電作業に向かえるようになりました。

「自分で自分を満足させる」というのはとても大切なことなのに、日々の忙しさに翻弄されてすっかり忘れてしまっていました。

発達障害のある子どもとしっかり向き合って育てていくためには、膨大なエネルギーが必要です。心も体も疲弊している人も多いのではないでしょうか。

なかなか難しいかもしれませんが、1日のエネルギーの使い方や充電の仕方を考えてみてください。1日5分だけでも自分自身を満足させてあげることができれば、明日はいつもより1分多く笑顔でいられる時間が増えるかもしれません。私も自分にそう言い聞かせて、今の暮らしの中で自分を喜ばせる方法を模索していきたいと思います。

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