子育て情報『斜視とは?手術で治療できるの?原因や発達障害との関連も解説します』

2018年4月25日 14:00

斜視とは?手術で治療できるの?原因や発達障害との関連も解説します

左右それぞれで見たものを脳で一つにする訓練をします。

カイロスコープは鏡を使った装置です。左右の目に少し違った絵を見せて、脳で一つにするという訓練をします。

どちらも両目を使って物を見る両眼視機能を向上させるために行います。

眼球を引っ張りすぎている筋肉を麻痺させるという比較的新しい方法です。

目の周りの筋肉にボツリヌストキシンを注射し、筋肉の緊張を和らげます。治療時間も短く入院も不要ですが、効果は数ヶ月しか持ちません。効果が減少してきたら、再度注射をする必要があります。



【斜視の治療法2】手術

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044005319

斜視の治療には手術という方法もあります。手術は視力を上げるためではなく、眼球の位置を調整するために行うものです。斜視の種類や程度、年齢などから手術をするかどうかを判断します。

状態によっては手術の前後に、眼鏡や訓練などの矯正を行うこともあります。

眼球には外眼筋と呼ばれる6つの筋肉がついています。それぞれの筋肉を使って眼球を動かします。手術では、この筋肉を切除したり縫い付けたりします。ついている位置を後ろにずらしたり前に引っ張ったりして、眼球を正常な位置へ戻すのです。


1つの筋肉を手術するのにかかる時間は約30分です。手術を必要とする斜視は、片目だけで1~2つの筋肉を手術することが多いため、1時間程度で終わります。手術時は、一般に点眼や注射による局所麻酔を行います。麻酔も含めて短時間で終わるため、入院はせず当日に帰ることもできます。状態によっては入院を勧められることもあります。

ただし、小学生以下の子どもは全身麻酔で行うことが一般的です。全身麻酔では1~3泊ほどの入院が必要となります。手術前には必ず何度か診察をし、手術の必要性や内容を判断します。


斜視の手術は万能ではありません。時間の経過で手術前の状態に戻ってしまうことも少なからずあり、その場合は再手術も検討します。

戻ったとしても以前よりは良い状態であれば、再手術はせず矯正で改善を試みることもあります。

費用は状態や病院によって異なりますが、片目の手術なら検査や処置を含めて3万円くらいが目安です。

ただしこの金額は日帰り手術の場合の目安です。小学生以下で入院を伴う場合は別途費用がかかってくることが考えられます。

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