子育て情報『斜視とは?手術で治療できるの?原因や発達障害との関連も解説します』

2018年4月25日 14:00

斜視とは?手術で治療できるの?原因や発達障害との関連も解説します

手術は年齢や状態によって日帰りも可能ですが、術後の生活にはある程度の制限がかかります。

洗顔や入浴など顔を水につけることは可能ですが、感染予防のためにも一週間程度は目やその周囲を洗えません。スポーツや屋外作業もしばらくは避け、目の保護に努めます。また、不特定多数の出入りがあるプールや温泉も1か月程度は控えます。

手術当日は痛みも多少感じることがあるため、場合によっては痛み止めを使います。翌日以降は目のゴロゴロ感や充血も感じることがあります。

手術のあとは翌日、1週間後に診察をすることが多いようです。経過や病院の判断によって、その後も1ヶ月から半年ほど定期的に通院し、経過を見ていきます。



発達障害と斜視は関係あるの?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10417007256

発達障害の特徴を示す子どもの中には、キャッチボールが苦手だったり集中力が続かなかったりという症状を持つ子もいます。このような症状には、斜視を含めた目の病気が隠れていることもあります。

斜視には遠近感や立体感をつかみづらいという症状があります。遠近感がうまくつかめないと、ボールはキャッチできません。物が二重に見えたり立体感がつかめなかったりすると、折り紙やお絵かきも疲れてしまいます。二重に見えることで、学習障害(LD)に見られる文の読み書きの苦手も起こります。

斜視を含めた目の病気には「見る力」を弱めてしまうものもあります。斜視であっても視力は良いというケースも珍しくありません。


もちろん、発達障害による症状と斜視を含めた目の病気による症状が混在していることもあります。発達障害のある子どもの困難に、目の病気が関わっている可能性があることも見過ごせません。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorthoptic1977/35/0/35_0_99/_pdf/-char/ja
軽度発達障害児における眼疾患の検討(2006年)


まとめ

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斜視は「放っておいたら治った」という人もいますが、偽斜視を斜視と勘違いしていただけというケースもあります。

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