フリースクールをつくってみた!不登校の息子の学ぶ場をつくりたかった、母の奮闘記
発達障害のある息子、学校になじめない
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小学校2年生になる息子チー坊は、入学後1ヵ月もしないうちに行き渋りが始まりました。校門までは手をつないでニコニコで行けるのに、校門をくぐった瞬間に座り込んでしまう。
最初の1か月半ほどは朝から給食が始まるまで付き添いを続けていました。しかしお母さんがいると甘えてしまうとのことで、ほどなく付き添いをやめることに・・・仰向けになって「行きたくない!」と泣き叫ぶ息子を、副校長先生が抱き上げて教室に連れて行くのを胸を痛めながら見送っていました。
息子の通う小学校は5月に運動会があるため、先生方もなんとか息子を運動会に参加させてあげたいと、息子の気持ちが落ち着くまで隣の空き教室で本を読ませてくれるなど、一生懸命心をくだいてくれていたようです。
でも、朝行きたくない気持ちを切り替えられない、みんなと一緒の行動ができない、休み時間に本を読むと集中しすぎて授業に戻れない、お友達にちょっかいを出す、授業が簡単すぎてつまらない、知っている字なのにドリルをやる意味が分からないので取り組まない、聴覚過敏など、さまざまな理由が重なり、なかなか学校になじめませんでした。
息子、不登校になる
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入学後しばらく経つと、息子の体に異変が起こります。夜になるとじんましんが出るようになってしまったのです。最初は疲れているのかな、とじんましんの出た翌日は休ませるようにしました。
しかし次第に学校に行った夜にじんましんが出るように…これは息子のSOSなのではないだろうか…
「息子からSOSが出ている、でもそうだとしたら私はどうしたら良いのだろう」不登校を決断するまで、とてもとてもとても悩みました。
お世話になった保育園の先生からは「合わない居場所に1日いるのは、大人が思っているよりも本人にとってずっとずっと長い時間だから、チー坊にとってはすごくつらいと思う」とアドバイスを受けたり、
息子を知る方々にも「チー坊に合った居場所が必ずあるよ。今の学校だけが学ぶ場所ではないから、あきらめないで居場所を探して」