フリースクールをつくってみた!不登校の息子の学ぶ場をつくりたかった、母の奮闘記
と励まされたりしているうちに
「体にサインが出るほどつらいのに、無理して学校に行くことはないよね」そう考えるようになり、6月からは学校に行かない選択をしました。
息子、本当は学びたい
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001612
不登校のあいだに息子をじっくりと観察して確信したこと、それは「息子は学校に行きたくないだけで、学びたくないわけではない」ことです。
息子は知的好奇心がものすごく旺盛で、興味のあることにはごはんを食べることを忘れるくらいにとことん集中します。2歳くらいから好きになった魚から始まり、恐竜、宇宙、人体、元素、三国志など、知りたいことがあると親が何も言わなくても自分で学びを広げ、深めていました。
不登校中に博物館に出かけたり、家で本を読んだり、アクティブラーニングの学習塾で授業に参加したり・・・息子の目はいつもと変わらずキラキラと輝いていました。
こうして「学校に無理に合わせるのではなく息子に合った居場所を探そう」と、家族で息子の居場所探しが始まったのです。
息子、素敵な居場所を見つける
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フリースクールのなかには、学校とは違う学びを目指しているところがあり、まずは体験に行きました。
ところが、息子の個性がそことは合わず、ほかの居場所を探した方がいいのではとやんわり断られてしまいました(ちなみに、息子もそのフリースクールが合わなかったようで相互にお断りという結果でした)。
ひとつめのフリースクール見学だったのに、「もうチー坊が行けるフリースクールはないかも」と、泣きながら帰ったことを覚えています。
ふたつめのフリースクールを見学すると、チー坊は「ここにする!」と即決。1年生の6月から自宅から電車で1時間半ほどの距離にあるフリースクールに通うことになりました。息子の通うフリースクールは、まさに「みんな違ってみんな良い」。障害の有無にかかわらず、少人数で異年齢のいろんな子どもたちが通っていて、それをみんな当たり前のように受け入れて生活しています。
放課後にフリースクール近くの公園で遊んでいる様子を眺めていると、複雑なルールの理解が難しい子のために子どもたちは理解しやすいルールをつくって、どの子も楽しめるように工夫して遊んでいました。