2019年7月26日 07:00
1年ぶりの宿泊学習へ!ドキドキの行事を乗り越えた自閉症長男の、大きな成長
「去年は夜中にママ、ママ~と泣いてあまり寝なかったですが、今回は何度かママと言っただけで途中で泣いても仕方ないと納得した様子で、みんなと一緒に眠りました。小さな体で大きなボストンバッグを一生懸命運びました。ご飯もたくさん食べて笑顔もいっぱい見られました。大きな成長だったと思います。お家でもたくさん褒めてあげてください」
そして先生からの言葉以外にも成長の見られた点はありました。去年はきちんと畳んでビニール袋に詰めてあった下着類が、今年は乱雑にビニール袋に入れてありました。去年は明らかに先生が畳んでくださった感じでしたが、今年は自分でがんばったんだな...それを見ると、袋の口もしばらないでぐちゃぐちゃにつめられた衣類がなんだかほほえましく思えました。
一方我が家では...いつもと違う家の中で
ちなみに、たった1泊の行事でしたが家族にも影響が。
宿泊学習で長男のいない家の中はとても静かでした。日頃、長男は自分の好きなテレビ番組を見て「○○~!!」と叫んだり、バタバタと2階に駆け上がったりとまあ、騒がしいです。しーんとした家の中はすっかり火が消えたようで、正直ほっと落ち着く面もあったのですが、静けさが少し不気味にも感じられました。
そんな雰囲気の中、宿題をやっていた次男が心底さびしそうに言ったのです。
Upload By シュウママ
シュウがいないとテレビも自分が好きなものを見られるし、宿題もはかどるだろうに...やはり兄弟ですね。次男はそんな状態だったので、長男が宿泊学習を終えて帰ってきた時には、とても嬉しそうに「シュウ、おかえり~!」と迎えていました。
いつもと違う状況で、改めて気づけることがたくさんあった
日々子どもと接していても、その成長にはなかなか気づくことができません。けれど、状況を理解して自分の感情に折り合いをつける、他の子にあわせて行動する、指示を聞いて身支度をする...そういった面で昨年と比べても成長が見られるところがたくさんあり、長男は長男のスピードで伸びているのだなと感じることができました。
Upload By シュウママ
行事はいつもと違うことの連続ですから、子どもにとっては不安がいっぱい、親にとっても心配ごとが多いです。でも、いつもと違う環境だからこそ気づける成長もあるということを改めて知ることができましたし、笑顔で帰って来られた本人にとってもきっと自信に繋がる1泊だったのではないかと思います。