2019年10月23日 16:30
母親がまず元気に!ADHD息子の子育てに凹んでばかりの私に必要だったのは、「頑張りすぎない育児」
発達障害を知ろうとするほど落ち込んだ時期
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息子にADHDと広汎性発達障害があると分かったのは、小4のときでした。
その後、発達障害を理解しようと専門書を読んだり、当事者のブログを読んだりして勉強すればするほど落ち込んでいく時期がありました。子どもが発達障害だと理解して受け入れるのは時間がかかります。
息子が中学生になって気のあう仲間ができ、毎日明るく過ごすようになった2年生くらいの頃でしょうか。
毎日楽しそうに過ごす息子の姿を見ているうち、「子どもが発達障害でもそうでなくてもどうでもいい!楽しく生きていければいい!」と思えるようになったのです。
それからは、だんだんと発達障害であることにあまり悩まなくなっていきました。
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理解が得られず、感じた孤独...
それまでの息子は、特性が原因で周りとうまくいかないことが多くありました。
トラブルがあるたびに落ち込み、親子で苦しんでいる時期は、まだ息子の障害を受け入れることができなかったんだと思います。
受け入れられるようになってからは、同年代の子が普通にできることができなくても「仕方がないか、ははは、じゃあどうしたらできるようになるかな~?」と落ち込まないで前向きに考えていけるようになっていきました。
我が子が理想より遠く、期待することがほとんどできない!そして発達障害は治すものでも治るものでもない…。
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定型発達児のようになってほしいという思いを諦める必要があります。
一番苦しいのは受け入れるまでの過程です。
問題になったできごとや失敗から一つひとつ子どもが何ができないかを知っていく過程がツライんだと思うんです。
同時に、夫に話しても両親に話してもママ友に話してもなかなか理解が得られずに、孤独になってしまうということも、ありがちです。
「考えすぎないで気楽にやりましょう!」といわれても、そのころの私には無理でした。折角向けてくれた慰めも励ましも労りも心に響かないのです。それくらいに落ち込んでしまうんですよね。
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私は子どもが発達障害の診断を受けたクリニックで実施しているペアレント・トレーニングを受けて、育てにくい子の接し方を教えてもらったことで、”子どもができないことはなんなのか、逆にできることは何か!?”を知ることや、子どもに期待しすぎないで子育てすることなどを教えてもらい、親子関係を取り戻していきました。