子育て情報『1歳半健診で発達の遅れが気になったら?経過観察と言われたらどうする?発達障害の可能性も?相談できる専門機関や発達支援を紹介』

2021年3月5日 10:00

1歳半健診で発達の遅れが気になったら?経過観察と言われたらどうする?発達障害の可能性も?相談できる専門機関や発達支援を紹介

・発達障害者支援センター
発達障害児(者)への支援を行う専門的機関。発達障害児(者)とその家族、関係機関等から、日常生活のこと、家庭での療育方法のことなど、さまざまな相談に応じてくれます。必要であれば、保健、医療、福祉、教育など関係機関への紹介、福祉制度やその利用方法も教えてくれます。

・療育センター
心身の発達に遅れや障害があったり、その心配がある子どもと家族のために医療、福祉、相談等の必要な支援を行うとともに、障害のある人の自立を支援する総合的な施設。障害者総合支援法に基づく障害者支援施設、児童福祉法に基づく福祉型障害児入所施設および障害児通所支援事業所や診療所が併設されている場合があります。

・発達障害の専門医療機関
心理検査や小児神経疾患など発達障害に関連する診療を行う医療機関です。ホームページに発達障害医療機関リストを掲載している自治体もあるので、子どもの特性に合った、あるいは自宅から近い医療機関を探すことができます。

・児童相談所
0~17歳の児童を対象として、保健相談・発達障害などの心身障害相談を行います。
必要に応じて発達検査も行い、医師や児童福祉士、保健師、児童心理士、言語聴覚士などの支援や療育を受けられたり、アドバイスももらえます。また、療育手帳の申請受付、判定、発行も行っています。

実際に様子見(要経過観察)といわれた後、どのような事後フォロー(療育やサポート)が受けられるのかは、自治体によっても異なります。ここでは「ことばの遅れ」と「コミュニケーション困難」を例に挙げて紹介します。

◎ことばの遅れ
・地域の発達支援センター主催の「遊びの教室」に定期的に通い、子ども同士遊ばせることで、少しずつ言葉を引き出していく。(神奈川県横須賀市の場合)
・発達支援センターで個別の言語リハビリを受け、簡単なゲームや遊びの中で言葉を増やしていく。

・家庭では、「よく噛んで食べる、笛を吹く(構音を良くする)」「絵本の読み聞かせなど、なるべく言葉をたくさん聞かせる」「語りかけるときは、短く分かりやすい言葉で」「なるべくテレビやDVDなどからの一方的な語りかけにならないようにする」などの指導を行う。実物やイラストを見せながら話しかけるなど、言葉以外の手段も活用して子どもにとってわかりやすい伝え方を心がける。


◎コミュニケーションが取れない
・地域の発達センターの通園型グループ指導に定期的に通い、身体を動かす遊び、感覚あそびなど、集団での共通行動を通じて、親や友達とのかかわりを構築していく。

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