不登校の子どもをサポートする教育支援センター(適応指導教室)とは?支援の内容や、利用方法を解説
に関する実態調査」結果 P.14在籍者の状況 | 文部科学省
また、不登校の子どものなかに、発達障害がある児童が増えているという指摘もあります。
特性のある子どもに対する理解は社会全体として進みつつあるものの、一般的な小学校や中学校では適切な指導や支援がまだまだ不十分なこともあります。そのため、それぞれが抱える課題を克服できず、友達関係がうまく築けなかったり、勉強についていけなくなったりなどの問題が生じ、不登校になってしまうケースが増えています。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2017/07/25/1382195_1.pdf
参考:不登校児童生徒による学校以外の場での学習等に対する支援の充実 ~個々の児童生徒の状況に応じた環境づくり~P.4 | 文部科学省
このように、不登校の子どもたちにはさまざまな背景があるため、教育支援センターでの支援も個々にあわせた内容で実施され、学校復帰に限らないそれぞれにあったサポートの在り方が求められています。
利用スケジュールや具体的な指導内容は?
全国の教育支援センターは、終日で活動している施設がほとんどですが、なかには午前のみや午後のみで活動している教室もあるため、ホームページなどで確認が必要です。
1日の過ごし方は子どもにあわせて調整がされることが多いですが、基本的なスケジュールは決まっているところが多くあります。例えば東京都武蔵野市「チャレンジルーム」の場合、1日の流れは以下の通りです。
9:15~朝の会・読書
9:30~個別学習学習はそれぞれで進め困ったことがあったら相談員に声をかける
12:00~昼食
13:00~集団活動スポーツ、調理など
14:15~掃除・帰りの会
14:45~帰宅
http://www.city.musashino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/045/challengeleaflet.pdf
通室スケジュールも、個々にあわせて調整される場合が多いようです。
少ない頻度から通い始めたり、午後から通室したり、体調にあわせて早退したりなど、職員と相談し、無理のないペースで通うことができます。
活動内容も施設によって異なりますが、学習支援、社会体験、自然体験、調理やスポーツなどが実施されており、季節行事を取り入れている施設もあります。