子育て情報『不登校の子どもをサポートする教育支援センター(適応指導教室)とは?支援の内容や、利用方法を解説』

不登校の子どもをサポートする教育支援センター(適応指導教室)とは?支援の内容や、利用方法を解説

学習支援に関しては、ほとんどの施設で個別指導が行われており、授業形式の学習支援をしているのは30%未満となっています(平成29年度調査 ※)。決まったカリキュラムに沿って学習を進めるところと自習を主に行っているところがあり、教材は学校の教科書や持参した市販教材などが使用されます。

また多くの施設で子どもとの個別のカウンセリングを取り入れており、相談やカウンセリングが不登校の子どもたちのサポートに欠かせないものとなっていることが分かります。
同時に、保護者に対しての相談・カウンセリングも多くの施設で実施されています。子どもが不登校になったのは、自分の責任であると考える保護者も少なくないため、カウンセラーが話を聞きながら子どもへの対応のあり方を共に考えていくのです。必要に応じて家庭訪問が実施される場合もあります。施設によっては保護者会やグループカウンセリングなどがあり、同じ境遇の子どもを持つ保護者同士が話をすることで気持ちが楽になるなどの効果があったと話す保護者も多いといいます。保護者同士で互いの子どもへの対応について学び合う機会を提供している施設もあるようです。


https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/05/20/1416689_002.pdf
参考:「教育支援センター(適応指導教室) に関する実態調査」結果 P.18 | 文部科学省

http://www.nagasaki-city.ed.jp/kenkyusyo/tekiou.htm
参考:学校適応指導教室「ひかり」| 長崎市教育委員会

このほかにも、発達障害のある子どもに対しては、ソーシャルスキルトレーニングなどのプログラムを実施している教育支援センターもあります。障害の有無に関わらず、子ども一人ひとりの特性や興味関心に沿って、社会性や自信を高めるサポートをするのが教育支援センターの役割の一つです。

http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_b/b-200.html
参考:慢性疾患、心身症、情緒及び行動の障害を伴う不登校の経験のある子どもの教育支援に関するガイドブック | 国立特別支援教育研究所


在籍する学校との連携も

教育支援センターに通う中でも、やはり在籍する学校のことは気になりますよね。

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