不登校だった私が選んだ新しい道。通信制高校、N高等学校・S高等学校のリアルを大公開!
感覚過敏のある私の高校選び
こんにちは。加藤路瑛です。15歳、高校1年生です。自分の困りごとである感覚過敏の問題を解決したいと思い13歳のときに「感覚過敏研究所」を立ち上げ、感覚過敏の課題解決に取り組んでいます。当事者目線、特に子どもの視点で感覚過敏について話していきたいと思います。 今回は、感覚過敏から少し離れて、私が通っている通信制高校の角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校の学生生活についてお話します。
私は中学2年生の夏、当時通っていた私立中学を退学し、地元の公立中学に在籍しました。しかし(公立中学には)1度も通うことはなく、角川ドワンゴ学園のN中等部に通いました。
N中等部は、いわゆるフリースクールのようなものです。
地元公立中学には事前に相談し、N中等部での出席日数をそのまま公立中学校の出席日数にしてもらうことができました。ですので公立中学校には通っていませんでしたが、出席日数はあったので不登校としての人数にはカウントされないようでした。と言っても、私は地元公立中学校の通知表をもらったことがないので本当に出席日数にカウントされていたのかも分かりません。出席日数の扱いは学校や校長先生の判断で変わってしまうようですが、私自身はとても理解のある対応をしていただいたと思っています。
私立中学をやめ、フリースクールのような扱いであるN中等部に行った理由は複数ありますが、大きな理由は感覚過敏でした。私立中学時代、教室内は聴覚過敏のある私には騒がしく、保健室に通う日々でした。教室にいること自体が苦痛になり、校内の静かな場所を求めて一人で行動することが増えます。
そうすると、仲良しの友達というのもいなくなってしまい、ますます学校に居場所のなさを感じてしまいます。特にいじめられたわけでも無視されたわけでもありませんが、賑やかな校舎の中で私は孤独を感じることが多かったように思います。感覚過敏だけが理由ではありませんが、学校に行くのが苦痛に感じることが増え、中学1年生の冬ごろから学校は休みがちになり、中学2年生の9月に退学しました。
地元の中学に通っても、感覚過敏で学校生活がつらいのは変わらないでしょうし、そのころはすでに私は起業していたこともあり、先進的な学びができそうなN中等部に行くことにしました。この時点で高校はそのままN高等学校に行くつもりでいました。
N高等学校・S高等学校とは?
N高等学校・S高等学校はKADOKAWA・ドワンゴが創るネットと通信制高校の制度を活用した、新しいネットの高校です。