子育て情報『飛び降り、リスカ未遂の自閉症娘。金銭トラブル、友達関係で「死にたい!」と叫び…成人した今は――【自傷】発達ナビユーザー体験談』

2022年7月24日 14:15

飛び降り、リスカ未遂の自閉症娘。金銭トラブル、友達関係で「死にたい!」と叫び…成人した今は――【自傷】発達ナビユーザー体験談


友達とのトラブル、そして学校でも起きた自傷行為

娘のトラブルは家だけではなく学校でも。
ある日担任の先生から「娘さんが休み時間に手首を切ったのですぐ学校に来てほしい」と電話がありました。

学校から連絡あったときは息ができなくなるほど震え、動揺した気持ちのまま学校へ向かったのを覚えています。トラブルを起こすことはある程度予測できていたものの、予想以上のことが起き、どうしよう、どうしようと混乱をしていました。

学校に着くと、娘は職員室の隅の方に座っていました。バツの悪そうな顔をしていたものの、少し時間も経っていたので落ち着いている様子でした。学年主任の先生と担任の先生が慌てることもなく、丁寧に娘に寄り添ってくださってくれました。手首の傷も収納式の簡易バサミだったので、軽く傷がついた程度でした。
一体原因は何なのか…。話を聞いてみると友達とのトラブルのようでした。

トラブルの相手は当時娘が一番仲の良かった友達。何かのきっかけで友達とトラブルになり、同じく「死ぬ!」と叫んだ所を、友達から「死ぬ気もないくせに」などと言われ、パニックになり、ハサミで自分の手首を切りつけてしまったとのことでした。
当時の娘は、友達のことが好きなのに、わざと悪口をSNSのグループに書き込むなど、トラブルの素を自分でつくり、相手の気持ちを試すような行動が多く見られました。

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トラブルを起こしても、落ち着いたあとは何事もなかったような様子になる娘。毎回トラブルを起こしては友達に謝らず、時間の経過とともに元に戻っている様子を見て私はため息がでました。


担任の先生には娘の特性は伝えていましたが、「学校では特性以前にダメなものはダメ、生徒同士のトラブルは生徒同士で解決する、保護者は傍観者」という体制を取っていただきました。これ以外にも娘は幾度となくトラブルを起こしましたが、このスタンスは親の心労も減り、とてもありがたく、そんな学校の対応のおかげで幾多のトラブルも乗り越えられたのではないかと思っています。


トラブルを乗り越えて…21歳になった娘の想い

このように中学時代はトラブルばかり起こしていた娘。私自身も娘とどう向き合っていいのか分からず、頭では理解しているのに、抱きしめてあげることも、受け入れてあげることもできずに出口のない真っ暗なトンネルの中にいるようでした。

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