子育て情報『わが子の「できないこと」に注目していませんか?母からほめてもらえなかった私が考える、障害の有無にかかわらず必要だと思う関わり方』

2022年9月1日 06:15

わが子の「できないこと」に注目していませんか?母からほめてもらえなかった私が考える、障害の有無にかかわらず必要だと思う関わり方


母にほめてもらえなかった子ども時代の私

私が子どものころの経験をお話しします。

小学校3年生の図画工作の時間の出来事です。黄色い画用紙に赤い着物を着たお雛様を描きました。めったにほめてはくれない厳しい担任の先生でしたが、私の絵をみんなに見せて「背景が黄色で、着物が赤、お雛様が映えますね。上手にできています」と言ってくれました。

私は有頂天になり、小走りで家に帰り、「お母さん、見て見て、先生にほめられたんだよ」と伝えました。

ところが、母から出た一言は
「これは絵だから目立つからいいかもしれないけれど、実際に赤いブラウスを着て、黄色いスカートを履いたら、色がちぐはぐになってしまい似合わないから気をつけなさいよ」でした。

何気なく出た一言だとは思いますが、「もう、二度と母には報告するのは止めよう、きっとダメ出しされるから」と思いました。


きっと母は「良かれと思って」言ったのだと思いますが、ほめてもらえずダメだしだけされて傷ついたのでした。

現在、母は80歳をこえています。娘である私も還暦をこえました。しかし娘のことが未だに心配なのか、実家に行く予定があったとき、風邪を引いてしまい行けないことを伝えると、「普段の衣服の調節、自己管理ができていないからだ」と言われました。

体調のことを心配してくれていたのかもしれませんが、いまだに過干渉、そしてダメ出し母さんです。


夏休みの自由研究

私は小学校5年生のときの夏休みの自由研究として、「お母さんの怒り方折れ線グラフ」をつくりました。しかし、母に見つかりこっぴどく叱られました。そして、学校には提出できませんでした。


しかし、もしかしたら「ちゃんとしなさい」は何回、午前午後など分析するなどして、データにして見せたら気づいてくれたかもしれません。

気づいてくれなくても、叱られている自分が「親は夕方叱る回数が多くなる。気をつけよう」と叱られないコツが分かったかもしれないなと、今振り返って感じます。


できていないことに着目する

子どもがおもちゃを散らかしているときだけ「なんで片付けないの!」と叱り、片付けているときは何も言わない。
子どもがグズグズしているときだけ「早くしなさい!」と叱り、時間通り動いたときは無言。

子どもがおもちゃを散らかしているときだけ「なんで片付けないの!」と叱り、片付けているときは何も言わない。

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