子育て情報『登校しぶりに「がんばろう」は逆効果? わが家流「行きたくないレベル」に合わせた合理的で現実的な3つの工夫』

2022年11月8日 14:15

登校しぶりに「がんばろう」は逆効果? わが家流「行きたくないレベル」に合わせた合理的で現実的な3つの工夫

同様に、学習量が多くて負担な子どもには課題ページにふせんなどを貼って「最低限、ここだけやればOK」とか、部活や塾などの負担が大きい場合には、「〇〇大会が終わったら部活やめてもいいよ」「〇月までで、塾は一旦お休みする?」などと本人の希望を考慮しながら提案し、カレンダーにチェックなどを入れて「ここまでがんばればOK」という目安や区切りをつけてあげるのもテ。(ただし、継続的に子どもの負担が大きな場合には、取捨選択をして「やらなければならないこと」の”総量”を根本的に減らすことも必要です)

ポイントは、その子が「これくらいならできそう」と思える、現実的に短期間で手が届くゴールにすることです(高望みはしないこと!)。

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Upload By 楽々かあさん

大人の会社員には、年次有給休暇や育児・介護休業、生理休暇などが法律で定められ、堂々と「休んでもいい日」があります(充分活用できているかは別として……)。さらに、福利厚生の充実した会社では、「記念日休暇」や「〇〇ロス休暇」などの特別休暇があることも……。

これと同じく、私は子どもの都合で、「学校を休んでもいい日」があってもいいと考えています。ただし、よほどの理由がない限りは、「いくらでも、好きなだけ休んでOK」とまでは言えません。過剰な負担にならない範囲でなら、学校教育には子どもの心身の成長に必要な役割があると思いますし、正直、ずーっと休まれると仕事や家事に支障が出て私も困るからです。

そこで、うちでは交渉の結果、親子双方の落とし所を見つけて、「おやすみチケット」という、親公認のズル休み…いえ、有給・特別休暇のような制度をつくりました。


予め、それぞれの子と話し合い、親の都合も加味しつつ、「年〇回までなら、休んでOK」と年間で”熱がなくても”休める日数を決めたり、給食で極端に苦手なメニューが出る日のために「プチトマト休暇」などを年に数日設定したりして、市販のカードに手書きしたチケットを一年分まとめて渡しました。

すると、子どもも「今日はちょっとしんどいけど、来週もっと心配な日があるから、お休みチケットは使わない」などと計画的に休むことができ、いつでも使えるチケットが手元にあるだけで安心するようでした(期限内に休暇を消化しなければ、ポイント交換できます)。親のほうも決められた回数の中で休んでもらったほうが対応しやすく、合理的なシステムだと思っています(ただし、子どもの様子によっては、チケットの回数を超えて休ませる場合もありました)。

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