2022年10月8日 14:15
特別支援学級?通常学級?軽度知的障害の息子の進路。ママ友は「通常学級で大丈夫そうなのに」と言うけれど…母の決断は――発達ナビユーザー体験談
発達がゆっくりだけど困り感の少なかった幼稚園時代
息子は生まれてからずっと成長がゆっくりでした。首座り、ハイハイ、発語…全て健診では「要観察」。歩くのは2歳を過ぎてからやっとでした。
そんな息子ですが、よくある「困り感」は少なかったように感じます。癇癪などもそこまで起こすこともないし、落ち着きはないですが多動と言う訳でもない。奇声などもよく上げていましたが、注意すればある程度指示も通るような子どもでした。ただ、発達はゆっくりだったので、常に半年~1年ほど月齢の低い子どもを育てているような感覚でした。
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3歳から入ったこども園でもそれは続きました。息子は自分の意見をハッキリと言うタイプでもないので(今思うと、周りの言葉をよく理解していなかったのかもしれません)友達トラブルもなかったです。しかし、やはり母の目から見ると同級生との発達差ははっきりと分かりました。集団指示が通りづらい、着替えなどが遅いなどがあったので先生にはそれを伝え加配まではいかないですが、常に気にかけてもらっていました。
年中になり、考え始めた就学問題
年中にあがり半年位が過ぎたころ、小学校はどこに進むべきか本格的に悩み始めました。丁度そのころ、発達の遅れが気になり受けた検査で、軽度の知的障害があることも分かりました。なんとかみんなと一緒に過ごせているから通常学級で特別支援教室を利用すれば大丈夫?でも知的障害があるなら知的の支援学級の方が手厚く見てもらえるかも?
地元の通常学級に通うなら家から5分の小学校に通えば良いのですが、特別支援学級に通うとなると家からバスに乗って通わなければなりません。送り迎えはもちろん私…。
当時私は特別支援学級のある小学校と真逆の方向にある会社に勤めていたので、もし息子が特別支援学級に通うことになったら送迎のために会社を辞めなければならなく、この部分でもかなり悩みました。
年長に上ってすぐに就学相談へ
私の住んでいる自治体では、就学相談は年長にあがる年の4月1日から電話で受付を開始していました。もちろん私は4月に入ってすぐに電話。就学相談へ行きました。
就学相談にて担当の相談員さんとの面談、医師やこども園の先生からの聞き取り、相談表の膨大な質問への記入、相談を重ねるごとに息子の「今の状態」「できること、できないこと」が客観的に見られるようになっていきました。