2023年2月14日 06:15
発達グレー息子の習い事遍歴。泣いて嫌がり親子でストレスフル…あきらめかけていたとき本人が「やりたい」と言ったのは意外なもので
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夫は「ここでやめさせたら何事も長続きしない人間になる」と言い、私も迷いましたが、泣いて嫌がる習い事を続けさせてどんな意味があるんだろうと徐々に思えて、学習塾もスイミングも思い切ってやめることにしました。
今思うと、長男は聴覚が過敏なところがあるので、学習塾のように人が大勢いるところはしんどかったのかなと思います。ちなみにスイミングは「先生が怖かったから」とあとになって長男が言っていました。
長男が自分で決めた習い事は意外なものだった
学習塾をやめたあとは、通信教育を始めました。通信教育の長所は学習塾よりは安価なことと、送迎の必要がない、それから宿題がない、ということでした。
読み物の教材も毎回ついてきて、本が好きな長男にはうってつけでした。毎日コツコツではなく週末にぼちぼちやる程度ですが、11歳の現在も続けています。
通信教育以外に、長男が楽しんでできそうな習い事は何かないかといろいろ検討しましたが、これといったものは見つからず。
あきめかけていると不思議なもので、長男が自分から見つけてきました。それはなんと将棋。
一度もやらせたことがないのにいったいなぜと不思議がっていると、長男は「放課後等デイの先生と遊んだ。楽しかった。習ってみたい」と言うのです。
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私は翌日、長男のお迎えがてら放課後デイの先生に前のめりで将棋のことを尋ねると、先生から思いもよらない返答がありました。
「タロくん最近よく将棋をしています。最初は勝てなかったのですが、先生たちにだんだん勝てるようになって。あとは教室長の先生だけです」
私は驚きました。知らないうちにメキメキ上達したということなのでしょうか。 子どもは自分で好きなものを見つけてくるんだなと思いました。実はこの当時コロナ禍になっていたので、新しい習い事を探しつつも私は慎重になっていたのですが、「せっかくの長男のやりたい気持ちを止めたらダメだ」と思い直し、自治体がやっている将棋教室にたまたま空きがあり、申し込みました。
新春、新たな習い事を始めます
将棋を習い始めて半年くらいはなんの問題もなく通っていましたが、やがて長男は始まって30分ほどすると、ぷいと部屋から出てくるようになりました。習い事の時間が終わるまで部屋の外で本を読んでいます。
一緒に通い始めた次男の方がよっぽどやっています。