子育て情報『人気漫画「リエゾン」監修・児童精神科医による保護者の心構え、科学的視点から見た発達障害、HSPブームの功罪を問う本やブロガーがつづる自閉症育児8年の軌跡など5冊を紹介』

2023年2月14日 14:15

人気漫画「リエゾン」監修・児童精神科医による保護者の心構え、科学的視点から見た発達障害、HSPブームの功罪を問う本やブロガーがつづる自閉症育児8年の軌跡など5冊を紹介

発達障害がある子どもの子育てでは、さまざまな悩みにぶつかることがあるでしょう。そんなときにそれを吐き出せたり、共感しあえたり、励ましあえたりできる場所はとても重要です。今まさに直面している困難を乗り越えるためのヒントが得られるのではないでしょうか。


「HSPブーム」を改めて考えるーー「HSPブームの功罪を問う」

感受性の高い人を表す「HSP」という言葉は、今やテレビや本、SNSなどで幅広く取り扱われるようになり、ここ数年で一気に認知度が高まりました。しかし、HSPという言葉やその定義が、本来の意味を超える範囲で用いられていたり、「繊細さん」「生きづらい人」という誤った認識や根拠のない誤った情報が広まっていることに危惧が示されています。

本書の著者である飯村周平先生は、HSP研究の第一人者として、HSPの本来の意味や正しい知識を広めるため、昨年「HSPの心理学:科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」」という書籍を著しました。続く本書では、「HSPブーム」の実情や「HSPブームの危険性」、「HSPブーム」をどのように考えるかということがテーマとして扱われています。

「生きづらさ」に名前がつくことの安心感から、広く使われるようになった「HSP」という言葉。
しかし、それが「ブーム」となった背景には、どのような実情があり、それにより社会にはどのような影響が及ぼされているのでしょうか。HSPブームの中でさまざまな情報に惑わされないようにするためにも、この本と共に「HSPブーム」の実態と正しいHSPの理解を深めてみてはいかがでしょうか。


これからの子ども家庭支援に向けたヒントを得るためにーー「学校―家庭―地域をつなぐ子ども家庭支援アセスメントガイドブック」

2022年2月に、厚生労働省において、子ども家庭福祉分野の新たな認定資格(仮称:子ども家庭福祉ソーシャルワーカー)を創設する方針がまとまり、さらに2023 年4月にこども家庭庁が創設されることになりました。このように現代の課題に合わせて変化していく子ども家庭福祉分野において、社会福祉士の役割が期待されています。本書では、子どもや家庭の支援において必要な知見やノウハウについてまとめられています。

本書では主に「アセスメント」に焦点を当て、子どもの多様な生きづらさへの寄り添い方から、帳票(アセスメントシート)

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