2023年3月18日 06:15
1日5分!ビジョントレーニングポスター、発達が気になる子どもへの性教育、「みんなと違う」に悩む10代向けメンタルケア本、発達障害当事者向け育児本など注目の5冊をご紹介!
子どもたちが正しい性の知識を学び、自分自身や相手を大切にできるために、読んでおきたい一冊です。
自分の特性とどう向き合う?「みんなと違う」に悩む10代へのエールーー『10代からのメンタルケア 「みんなと違う」自分を大切にする方法』
「友達に合わせられない」「ほかの人と同じようにできない」自分には周囲の人と少し違う特性があることをなんとなく自覚し始めた時とき、その特性とどのように向き合い、「自分」をどのように受け入れていけば良いのでしょうか?本書は、信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授・本田秀夫先生によって、悩みを抱く10代へのアドバイスがまとめられています。
1章では、まず自分がどのようなタイプの人間なのか、自分自身を理解するところから始まり、続く2章では「友だち」の定義や友情の形について、3章では「努力」に対する考え方について、4章では「普通」についての考え方や自分自身を受け入れる方法について解説されています。そして、最後の5章では、「みんなと違う」自分との向き合い方についてのアドバイスが紹介されています。全体を通して、10代が抱えやすい悩みや日常生活で直面しやすい問題に対する具体的なアドバイスが数多く示された1冊となっています。
また、本書はマンガや図を交えてわかりやすく解説されており、ふりがなもふられているため、どんな方でも気軽に読み進めることができるようになっています。
「周囲の違い」に悩み、時に深刻なメンタルヘルスの問題に陥ってしまいやすい10代の時期に、周りの雑音に惑わされずに自分自身を正しく理解し受け入れるための方法を知っておくことはとても大切です。保護者や教育関係者にとっても、10代のリアルな悩みを理解するための一助となるかもしれません。
豊かなスポーツライフを通して日常に彩りをーー『知的障害・発達障害のある子どもの心と体を育む運動・ゲーム75』
知的障害や発達障害のある子どもたちは、運動場面やスポーツ参加においてほかの子どもたちと比べ困難が生じやすいことが指摘されています。また、運動経験の未熟さによる健康への悪影響や気力の低下も懸念されています。本書では、知的障害や発達障害のある子どもたちが、豊かなスポーツライフを送ることができるよう、体つくり運動や走・跳の運動、ボールを使った運動、パラリンピックに関係する運動など、75種類の運動・ゲームが紹介されています。