子育て情報『「娘が叩かれた」ADHD息子が他害!?保育園の下級生宅から怒りの連絡。服薬、環境調整、小学生になった今も続く試行錯誤--発達ナビ読者体験談』

2023年3月25日 12:15

「娘が叩かれた」ADHD息子が他害!?保育園の下級生宅から怒りの連絡。服薬、環境調整、小学生になった今も続く試行錯誤--発達ナビ読者体験談

とはいえ、手を出したのはこちらなので、保育園の行事で顔を合わせた際に謝罪をしてその場は収まりました。

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小学生になって他害はますますひどく…どうしたらいい?

「どんな理由があるにせよ手を出したほうが悪い」と息子には言い続けて、手を出したときはすぐ相手に私が謝罪し、その姿を息子に見せました。そんな私を見て息子は泣いて謝りましたが、本人に通じていたのかどうかは正直分かりません。特性からくる衝動性もあると思うので、本人の努力だけではどうにもならないことがあることは私も理解しているつもりです。

小学校に入った後も、カッとなってしまうと手を出すことはおさまらず、気に入らないことがあると叩いてしまう場面がありました。1年生のときには、トラブルになった6年生の眼鏡を壊してしまったこともありました。他害に悩み、主治医に相談をして、1年生の秋から服薬を始めました。


私は息子をトラブルが起きやすいような場面に遭遇させないために、一人で公園に行かせるようなことしないなど、、手を出すような場面を作らないような環境設定に努めていました。ペアレントトレーニングを受けて対処法を学んだことも大きかったです。

服薬や環境整備の甲斐があり、だんだんと他害はなくなりました。手が出ることはなくなりましたが、その分物に当たるようになって困っていましたが、担任の先生は「それも成長なので大目に見てあげてくださいね」と仰ってくれました。

6年生になった今でもゲームがうまくいかなかったり、カッとすると物を投げてしまうこともありますが、それは許容範囲として、軽く注意することくらいで留めています。少しずつですが、息子も成長していることを日々感じています。今後も根気よく息子と向き合っていきたいと思っています。

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イラスト/SAKURA
エピソード提供/カプゴジラ

(監修:鈴木先生より)
思い通りにいかないとカッとなりやすく人や物にあたる他害や自分の頭などを叩く自傷行為はADHDからではなく、自閉スペクトラム症の易刺激性などからくるものもあります。
今後、自閉スペクトラム症の診断を受けた場合、ADHDの治療薬以外に抗精神病薬のアリピプラゾールなどを併用することで改善していくことがあります。これからの人生を考えると、場面づくりや根気だけではいずれ限界があるので、そのときは神経発達症を専門にやっている医師と相談するのが得策です。

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