子育て情報『自閉症娘、髪を切るのを嫌がって…!難航する美容室探し…やっと見つけた床屋でハサミを見て大暴れ!?』

2023年6月18日 14:15

自閉症娘、髪を切るのを嫌がって…!難航する美容室探し…やっと見つけた床屋でハサミを見て大暴れ!?

さらに数ヶ月後、三度目のカットではぐずりながらも自分からカット用チェアに座ってくれて、親子ともども髪の毛にまみれる必要がなくなりました。感覚過敏のためかカット用ケープは着けられませんが、それでも動画を見ながら一人で座ってくれています。思い出したように立ち歩くことはあるものの、まゆみが座っている短い間に店主さんが素早い手さばきでいつものボブヘアに仕上げてくれました。

そうして回数を重ねるうち、まゆみも慣れてくれてヘアカットも平気でこなせるようになりました。
多動があるので長い時間は座っていられませんが、5歳になった今では袖つきのケープなら着られるようになり、新しくわが家で導入した幼児向けの知育パッド(使用は病院の待合か床屋さんなどここぞというときに限っています)をつつきながら髪の毛を切らせてくれます。

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正解がないヘアカット問題

わが家の場合、まゆみがある程度は順応してくれるタイプだったことと、近所に理解のある理髪店があったため初回のような荒療治でも結果的に上手くいきましたが、あとから思い返しても押さえつけての散髪はあまりおすすめできません。二回目にお店を見て泣いてしまったので、失敗といっていいかもしれません。

自宅で親がカットするケース、寝ている隙にカットするケースなど、お子さんの性格や特性によって合った方法はさまざまなので「こうしたらいい」というのは安易にいえませんが、「親子がなるべく楽なようにお店でヘアカットする」という目的でわが家の反省点を挙げるなら、以下の点です。


・できれば押さえつけずに済む方法をもっと模索すればよかった
・嫌な印象を持たせてしまうくらいなら、初回から動画頼りでもよかった
・動画頼りになるなら、幼児向け知育パッドの導入はもっと早くてもよかった
・ケープに慣れないなら、子ども用のレインコートを着せればよかった

また、美容室や理髪店の利用をお考えの方で、プライベートサロンが見つからない場合は、早めの夕食をとって少人数制のお店の最後の時間の予約を取ると親も子もかなり気楽にカットしてもらえるのでおすすめです。

きっと正解はないこのヘアカット問題、お子さんも保護者の方も、それぞれに負担のない道が見つかるといいなと思っています。

執筆/にれ

(監修:室伏先生)
ヘアカットの問題、同じように苦労されている読者の方もたくさんいらっしゃるかと思います。

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