子育て情報『小6のADHD次男。黒板を写せない、机に向かえるのは20分未満。特性に合った中学校選びはどうする?事前準備に奔走』

2023年6月25日 14:15

小6のADHD次男。黒板を写せない、机に向かえるのは20分未満。特性に合った中学校選びはどうする?事前準備に奔走

わが子を思って同様に行動したはずなのに、同じように支援が受けられないことはやはり同じ親としてはつらいものがあります。次男よりも若い子どもたちのうち、1人でも多くのお子さんの学校生活が、楽しいものでありますようにと願わずにはいられません。

執筆/スガカズ

(監修:新美先生より)
中学校への進学に際しての準備について詳しく教えてくださりありがとうございます。
思春期真っただ中の中学生は、自分のことは自分で決めるということを尊重していくことが大事です。とは言え小学校から中学校へは環境が大きく変わり、子どもにとっては中学校は未知の世界です。保護者として必要な情報収集をして、中学の環境の選択に際して本人に、進学先のメリットデメリットや、小学校との違いを本人がイメージしやすいように説明することで、本人が理解して納得して自己選択するというプロセスがとても大切になりますね。

スガカズさんが記事でご紹介いただいたように、大人が良かれと思って勝手に進学先を決めずに、丁寧に説明して、ご本人が納得して中学を決められたのは良かったですね。理解のある担任に恵まれたことも事前の情報収集が功を奏した結果と思われました。


記事の末尾のご意見のように、地域差や学校間差(人による違いも含めて)は残念ながらよく聞きます。それでも、こういう合理的配慮があると、このようにスムーズに生活できたという好事例を公表していただき、実績が積み重なることで、どこの学校でも、どこの地域でも、よいやり方を取り入れていこうという風潮がどんどん広まることにつながると信じています。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

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