子育て情報『ワーキングメモリとは?弱いとどうなる?発達障害との関係や対策も解説します』

ワーキングメモリとは?弱いとどうなる?発達障害との関係や対策も解説します

料理でいうと、「炊飯器のスイッチ」を入れたあとに「野菜を切る」のを忘れ、「ご飯が炊けた」あとに野菜を切り始めて、料理が完成するまでに時間がかかってしまうということもあります。

ほかにも一度に複数の行動を並行して行うことが難しい場合もあり、「人の話を聞きながらメモを取ることが苦手」「ノートを書きながら、質問事項を考えることが苦手」という困りごともあります。

ではワーキングメモリが弱い子どもの場合は、どういった困りごとが起こりうるでしょうか。

ここでは家庭や園・学校などで起こる困りごとを紹介します。
■複数の指示を覚えられない
■授業に集中できない
■読み書きや計算が苦手
■忘れ物・なくしものが多いなど

複数の指示を覚えられない
ワーキングメモリが弱いと、一度に複数のことを伝えられても覚えていられないことがあります。
家庭で子どもが帰ってきたときに、「手を洗ってきて、そのあとご飯の準備を手伝ってね」と伝えても、手を洗ってくることは覚えていても、「準備を手伝う」という項目を忘れてしまいテレビを見始めるなどほかのことをしてしまうといったことがあります。

授業に集中できない
ワーキングメモリは情報を選択する機能もあるため、その機能が弱いと授業中に先生が話していることのどこに注目したらいいか分からず、説明が長い場合、その中から必要な行動をとることが難しく授業に集中できないということがあります。

読み書きや計算が苦手
ワーキングメモリが弱いと、文章を読んでいる途中で前半に書いてあったことを忘れてしまい、意味をつかむことが難しくなったり、計算も暗算したことを忘れてしまい、答えが合わないなど、読み書きや計算に困難が出ることがあります。


忘れ物・なくしものが多い
ワーキングメモリが弱いと、手に持っていたものを机などに置いたあとにそのことを忘れてしまい、そのまま移動することなどから忘れ物やなくしものが多くなることがあります。

このように、ワーキングメモリが弱いことによって子どもが日常生活で困難を抱えてしまうことが考えられます。

そして子どもが失敗体験を繰り返していくうちに、自信を無くしてしまうこともあるので、困りごとに対してサポートしていくことが大事です。


ワーキングメモリと発達障害の関係は?

発達障害のあるお子さんの中に、ワーキングメモリの困難さをもつお子さんはいます。

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