子育て情報『発達グレー次男の就学相談。結果は自閉症兄と同じ「特別支援教室」で…。どうしてこの子が?戸惑い、落ち込む母を救ったのは…』

2023年9月8日 06:15

発達グレー次男の就学相談。結果は自閉症兄と同じ「特別支援教室」で…。どうしてこの子が?戸惑い、落ち込む母を救ったのは…

やや怒りっぽいところがある自閉スペクトラム症のミミとは違い、穏やかでいつもニコニコしているふー。ふーの笑顔はとてもかわいくて、こちらを温かい気持ちにしてくれます。「どうしてこの子が……」と思ってしまいました。

未診断だったふーも特別支援教室に行くことになるなんて。きっと私も発達障害なんだろうな。私も療育受けたかったな……。発達障害の親が発達障害の子どもを育てたら空回りだらけ……。

負のスパイラルです。
どんどんどんどん暗い思いにとらわれていってしまいました。

……いけない。プラスに考えないと!
だからこそ、療育、特別支援教室に通うことで世の中に助けてもらおう。療育を受けられる子どもたちは恵まれているんだ、配慮してもらえるんだ。かかりつけの小児科医の先生の「本人が困るから、療育や特別支援教室に行ったほうが良いよ」という言葉を思い出し、ふーが困りごとをクリアして行くため、自分の気持ちを表現できるようにするため特別支援教室行くんだ!と自分に言い聞かせました。


私を心配した長男の温かい心遣い。私の子どもたちはとても優しく育っているから、大丈夫

帰宅後もそんな事をもやもやと考えていたら、どうやら表情に出ていたようです。私を心配してくれたミミが気を遣って、なんとお風呂を洗いお湯を沸かしてくれました。
このミミのやさしさが、私を負のスパイラルから引き上げてくれたのでした。

私の子どもたちはとても優しく育っているから、大丈夫。

発達グレー次男の就学相談。結果は自閉症兄と同じ「特別支援教室」で…。どうしてこの子が?戸惑い、落ち込む母を救ったのは…の画像

Upload By taeko

執筆/taeko

(監修:鈴木先生より)
保護者の接し方次第で、ASDの子どもの態度は変わります。相手の気持ちを読み取ることが苦手なASDの子どもが気遣ってお風呂を沸かしてくれたことは、素晴らしい行動ですね。

今回のように、保育園などで配慮が必要と判断され、診断名のないまま特別支援教室へ行くお子さんが多くみられます。なぜ、そのお子さんが特別支援教室と判定されたのか、私は、専門医のきちんとした診断を受けてから歩んでいくことをおすすめしています。
診断によって、将来の方向性がある程度わかるからです。羅針盤のない航海よりも、羅針盤を使って目標をもって進むほうが、親御さん、お子さんにとってメリットが多いと思います。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.