子育て情報『いじめられているのに気づかない!?発達凸凹長女、相手の嫌味に「ありがとう」で火に油!表情から相手の感情を読み取る工夫とは?』

2023年8月20日 06:15

いじめられているのに気づかない!?発達凸凹長女、相手の嫌味に「ありがとう」で火に油!表情から相手の感情を読み取る工夫とは?

夫ラクマからの提案で、私たちから積極的に女の子に話しかけたり、ちょっとしたプレゼントをあげたりして、ニャーイとの友情関係が回復するように働きかけていきました。すると、次第にいじめは止んでいきました。

ニャーイの母である自分のことを振り返ると、私自身も30年前、小学校時代に一番仲の良かったクラスメイトから、いじめの謝罪を受けました。ところが私は、いじめられた記憶が全くなくて困りました。

私は、深刻な雰囲気で詫びる元クラスメイトに「思い出してみるから、その時の様子を教えてちょうだい」と頼みました。すると彼女は「とても言えない」と泣きじゃくるのです。

結局、小学生の頃のいじめ問題は、今現在まで私自身に自覚がないままです。親子そろって、いじめをされても気づかないタイプのようです。


成人したあとのニャーイに当時のいじめ問題のことを質問すると「そんなことがあったのね!」といまだに驚きます。

ニャーイの子ども時代のいじめ問題から15年後くらいに、わが家は、夫ラクマを除く家族全員が発達凸凹の当事者であることが分かりました。

振り返るとニャーイは、相手の表情が読めないがゆえに、嫌味や皮肉に感謝したりするので、火に油を注ぐ結果になってしまったのだと思われます。


表情が読めないから具体的に工夫を

いじめられているのに気づかない!?発達凸凹長女、相手の嫌味に「ありがとう」で火に油!表情から相手の感情を読み取る工夫とは?の画像

Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ

いじめられているのに気づかない!?発達凸凹長女、相手の嫌味に「ありがとう」で火に油!表情から相手の感情を読み取る工夫とは?の画像

Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ

(※)わが家の当事者キャラクターは、外出のときは透明なヘルメットを身につけています。このヘルメットは「パニック対策の工夫」を表現しています。パニックになると呼吸困難のような状態になるので、ヘルメット=工夫で身を守っているという設定です。

その後、ニャーイとラクマと私は、さまざまな企業や団体からマンガやイラストの注文を受けるようになりました。ある日、夫から私に仕事の相談がありました。
「マンガのネーム(マンガの下絵)通りに、ニャーイが絵を描かないから困っている。怒った顔とかの表情がトンチンカンなんだよ。マンガの狙いが通じない。
どうしたらいいかな?」という内容でした。

私にも「相手の顔色を見て気持ちを想像するのが苦手」というニャーイと似た特性があるので、
「表現の大きさを数字にしたらいいよ。たとえば怒った顔100パーセントとか」とアドバイスすると、夫は「そうだったね!うっかり忘れてた」

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.