切り替えできない自閉症息子と自我炸裂の妹…板挟みで母は白目に!わが家の対策ご紹介
→頑張れたら行きたいところ(電車に乗る、遊園地に行くなど)に行ける
・自分で決める
→終わり(回数・時間)を自分で決めてもらう
→お昼ごはん前なら、何をお昼に食べたいか決めてもらう
・説得する
→おしまいにしなきゃいけない理由を説明する
→お気に入りのぬいぐるみで説得
・説得できたほうと先に楽しい雰囲気を出す
→特にお風呂の時、先に入って遊ぶ声を大袈裟に聞こえるようにする
・2人とも説得できなかった時は、それぞれのお気に入りのぬいぐるみと先に行く
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上記をその時その場で組み合わせて切り替えられるように持っていきますが、もちろん全てお手上げの場合もあります(白目)。そんなときは時間が許す限り"無"で過ごします。時間がないときはもう力ずくです……。
終わりたくない、まだ遊びたいと言う気持ちは大切にしたいけど…
切り替えが難しいのは、いろんなことに興味を持ち始め、楽しめること・没頭できることが増えた証なので喜ばしいことなのですが……遊びがやめられずトイレを我慢して結果チョピ漏れすることもしばしばです。私自身が幼少期にトイレを限界まで我慢するタイプだったので気持ちは分からないでもないですが、やはり毎日漏らされてしまうと「いい加減にしろー!」と叫びたくもなります(泣)。
行動の切り替え、今後の見通しを立てることはまだまだ長い付き合いになりそうです(白目)。
執筆/海乃けだま
(監修:新美先生より)
みんなが苦労する切り替えできない問題の対策アイデアをたくさん教えて下さりありがとうございます。
自閉スペクトラム症のお子さんは、興味のあることに没頭しやすく過集中しやすいこと、今置かれている状況の把握がイマジネーションの弱さからパッとスムーズにいかないこと、社会性の理解の幼さから相手に求められてる行動をとろうするモチベーションが働きづらいことなどから、遊びがやめられず切り替えできなくて次の行動にうつすのに苦労するということは非常にしばしば起こります。
興味あることに没頭しやすい特性からは、より強い興味、楽しみを切り替え時に挟むというのもよいですし、イマジネーションの弱さ対策として事前にスケジュールを伝えて、早めに予告するというのも有効です。あいまいな言い方で伝えるよりも、回数やタイマーなど具体的な目安があったり、視覚や音で注意を引き付けるといったこともいいですね。