子育て情報『「うちの子、自閉症で」息子の障害を出会ったばかりのママ友にカミングアウト!その理由は…【読者体験談】』

2023年12月21日 06:15

「うちの子、自閉症で」息子の障害を出会ったばかりのママ友にカミングアウト!その理由は…【読者体験談】

目が笑ってない。単に従わせているだけ」。予想してなかった視点でした。この時、私の視点は息子自身の気持ちに向いてないと気づかされました。

実際ドイツの幼稚園は非常に素晴らしい環境でした。先生方は日々試行錯誤で息子に対峙してくださいました。教室に入れない息子を園長先生は自分のオフィスに連れて行き、ときには膝に抱っこして一緒にパソコンで好きなキャラクターの画像を探して印刷したり、ときにはご自分はお仕事をしながら隣の椅子で息子を自由に遊ばせたり、ときには一緒にスマホで写真を撮って可愛く加工したり、ときには一緒にお散歩をしたりしてくれました。関わってくださった先生方全員、息子に合わせて接してくれました。

この経験のお陰で、息子は人を信じることができるようになり、自分を受け入れてくれる人を探すのが上手になりました。自己肯定感の獲得にも繋がっていると思いましたし、仲の良い友達もできました。

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そして私の心境も大きく変化しました。ドイツに行く前も充分に息子の障害受容ができていると自分では思っていたのですが、実際には受容できていなかったことに気がつきました。以前の私はというと、仲の良い人にだけはカミングアウトしているのに、知らない人には息子の変な発言や態度に対して、なるべく障害だと思われないようにフォローすることを無意識にしており、気疲れすることが多かったように思います。ですが、ドイツで生活する中で、私はクラスメイトのママパパ全員に、息子の障害について話すようになっていました。

こういう経験があったので、日本でも私は迷わずカミングアウトをしたのでした。


日本の幼稚園でカミングアウトしたら?

ドイツでそのような経験をしていても、日本ではみんなどういう反応をするんだろう……と不安はありました。
ですが、返ってきたのは温かい言葉ばかりでした。

「わかりますー。うちの子も!大変ですよね……」
「友達のお子さんも発達障害で同じような話よく聞きます」
「うちもグレーです。早く慣れるといいですね」
「知り合いに障害児ママいるから、紹介します」
「大丈夫ですよ」

など、だいたいは笑顔で受け入れてくれ、同じ環境の人を紹介してくれたり、お友達になったりしました。

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その時、「あれ?こんなに理解してくれるんだ。自分だけが周りに迷惑をかけてつらいと思っていたけれど、もしかして意外とみなさん発達障害の子どもというものに慣れているのかもしれない」

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