4歳自閉症息子との家族旅行。準備は完ぺき!のはずが「帰りたい」「食べたくない」トラブル多発!?
ホテルの広い食事会場での夕飯は、慣れない場所やたくさんの人に緊張しているのか、ほとんど食べてくれず、早く部屋に戻りたいとぐずります。そして、戻ってきた部屋でお菓子をポリポリ……。
「絶対喜ぶはず」と思った遊園地でも、まさかの入園拒否!?
2日目。予定していた遊園地では、看板に書いてあったキャラクターが怖かったらしく、入口で大泣き。「絶対入らない!」と、断固拒否でした。「たーちゃんの好きな乗り物や、かき氷もあるよ!」と説得しましたが、ホテルにトンボ返りすることに。
以前の私ならば、想像していた旅行にならずにイライラしてしまったかもしれません。しかし、たーちゃんの特性を理解したうえで、たーちゃんが楽しんでくれることをこの旅行では最優先にしていたので、気持ちを切り替えることができました。
特性がなければ、「たーちゃんは入れるかな?遊んでくれるかな?泣かないかな?」という心配をすることはないのに……と思うことはありますが、予定通りにいかないこともあると分かっていました。
私の父と母には迷惑をかけましたが、スケジュール通りに旅行を完遂することが目的ではないと共通認識を持っていたので、突然の予定変更でも受け入れてもらえました。結局、たーちゃんは旅行のほとんどをホテルの部屋でカードゲームをして過ごしました。
2日目の午後。たーちゃんにつきっ切りでホテルに籠っていた私たち夫婦を見かねてか、「たーちゃんを預けて2人で出かけてきたらどうか」と父と母が提案してくれました。どうせならば、と子連れでは行けないような場所へ、数時間出かけさせてもらうことに。想像していた家族旅行ではなかったけれど、予定を柔軟に変えて、たーちゃんも大人も楽しめる旅行になったのではないかと思います。
予定通りにはいかなかったけれど。楽しめたのなら結果オーライ!
3日目。帰りの車内で「旅行、何が楽しかった?」とたーちゃんに聞くと、「カードゲーム!」と返してくれました。じぃじやばぁばと、大好きなカードゲームができて楽しかったようです。
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大人が想像していたような旅行にはならなかったけれど、たーちゃんがホテルステイをエンジョイしてくれたのなら、それで良かったのだと思うことにしました。
旅行は良くも悪くも刺激がたくさんあります。予想しない事態になった時も、大人が気持ちを切り替えてプランを変更し、本人に無理のない旅行にすることが大事だなと学びました。