小学校の宿題問題!自閉症長男と発達グレー次男、それぞれの「やる気」調整術を大公開
次男の宿題が気になる、視覚優位の長男…
3歳の時にASD(自閉スペクトラム症)と診断された長男けんとは、現在小学3年生。特別支援学級の情緒クラスに在籍しています。そして、発達障害グレーゾーンの次男ゆうきは小学1年生。通常学級に在籍しています。
きょうだい2人とも、宿題は基本的に毎日3種類。算数の計算問題、国語の漢字(次男ゆうきは平仮名など)、そして国語の音読です。2人、それぞれが通っている放課後等デイサービスには、宿題タイムがあります。算数が好きなけんとは、算数の宿題のみ終わらせて帰ってくることが多く、残りの宿題は家でやります。
次男ゆうきは宿題を全部終わらせて帰ってきます。放課後等デイサービスに行かない日は、2人とも家で宿題をします。
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家庭学習を含め宿題などの勉強をする際、視覚優位な長男けんとは、次男ゆうきがやっている勉強がどうしても気になってしまうので、勉強するのはそれぞれ違う机。長男けんとはリビングダイニングにあるダイニングテーブルで、次男ゆうきはリビングにある机でやっています。
宿題をやる気になったポイント…わが子の場合
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学校や放課後等デイサービスから疲れて帰ってくる子どもたち。宿題をどのタイミングでやれば、つらさなく「やるぞ!」と思ってもらえるのか……、子どもたちの様子を見ながら試してきました。
帰宅後すぐに宿題の時間にすると、疲れがあるのか次男ゆうきの機嫌がとても悪くなり、少しでも上手くいかないと怒り出します。宿題が終わるまでにとても時間がかかってしまうのです。逆に帰宅後、遊び時間を長く過ごしたあとに宿題をすると、「もう寝たい」「お腹空いた。ご飯食べたい」となり、宿題にとりかかるのがしんどそうでした。
わが家の場合、2人が安定して宿題にとりくめたのは、「帰宅」→「お菓子」→「宿題」→「動画タイム(1人5分)」にすることでした。この流れにすることを帰宅前に伝え、お菓子を食べて気分を上げたあと、「宿題をやってから動画タイムにしよう!」と伝えると、早く動画タイムにしたくてやる気満々に宿題を始めるのです。
ここでのわが家のポイントは2つ。「うれしいことで宿題を挟むこと」と「家に着く前に、帰宅後の流れを伝えておくこと」。見通しをつけることにより、気持ちが安定しているように感じます。
気合を入れた音読の宿題で疲弊…現在は
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長男けんとの1番苦手な宿題は、音読です。