子育て情報『不安障害(不安症)とは?診断基準・種類・治療法・相談先・周囲の対応法まとめ』

不安障害(不安症)とは?診断基準・種類・治療法・相談先・周囲の対応法まとめ

によると、不安障害は、不安、恐怖を感じる対象ごとにパニック障害や広場恐怖症などいくつかの疾患に分類することができます。

不安障害は精神疾患のひとつであり、不安障害の中にパニック障害や広場恐怖症などといった疾患があるという位置づけです。

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DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル

個々の疾患ごとに以下で説明します。

◇症状
高い所が怖い高所恐怖症や、犬や虫といった生き物、注射針や血液など、特定のものや状況に出くわすと、毎回、著しく不安、恐怖を感じ、社会的、職業的学業的な困難がおこります。特に子どもでは、泣く、癇癪(かんしゃく)を起こす、凍りつくなどの症状が現れます。ときどきパニック発作が起こることもあります(パニック発作については後述します)。

◇不安恐怖の対象
局所性恐怖症の不安、恐怖の対象は以下の5つに分けられます。人によって複数のもの(クモと高所など)に不安、恐怖を感じることがあります。


・動物…例:クモ、虫、犬
・自然環境…例:高所、嵐、水
・血液・注射・負傷…例:注射、医療行為全般
・状況…例:飛行機、エレベーター、閉所
・その他…例:子どもにとっての大きな音

◇原因
この疾患は明確な原因はまだ分かっていません。心的外傷出来事などがあげられますが、限局性恐怖症を発症している本人がその出来事を覚えていないこともあるなど、一人ひとりの明確な原因が特定できないことも多いようです。

◇症状
自身の行動への他者の反応が気になり、他者の注目を浴びる社交場面や他者の前で飲んだり食べたりすることに強い不安感、恐怖を感じます。強い不安、恐怖を感じると、赤面、震え、発汗、言葉に詰まる、凝視などの症状が現れます。そのような不安感や恐怖心、症状により社会的、学業的、職業的に日常生活を送ることが難しくなります。

◇不安恐怖の対象
他者の反応に不安や恐怖を感じます。自分の振る舞いや行動が他者に否定的な評価を受けるのではないか、当惑させられるのではないか、他者に拒絶されるのではないか、他者に迷惑をかけるのではないかと不安を感じます。

◇原因
アメリカ精神医学会のDSM-5によると、神経質・心配性といった性格も一因になります。
このような性格は、性格自体が遺伝する可能性が高いと言われています。

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