子育て情報『不安障害(不安症)とは?診断基準・種類・治療法・相談先・周囲の対応法まとめ』

2018年6月26日 12:00

不安障害(不安症)とは?診断基準・種類・治療法・相談先・周囲の対応法まとめ

(P212-213)

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このようなパニック発作が4つ以上起こる場合、パニック障害と特定されることがあります。

◇症状
仕事への責任やお金、健康、家庭など、さまざまな出来事または活動に対する過剰な不安と心配があり、以下のうち3つ以上の症状を伴います。(子どもの場合は一項目以上当てはまります)

・落ち着きがなく、緊張感と神経の高ぶりを感じる
・疲労しやすい
・集中力が切れやすく、ぼーっとすることが多い
・怒りっぽい
・筋肉が緊張する
・睡眠障害

◇不安恐怖の対象
不安、恐怖の対象は、多数の出来事、または活動です。具体的に仕事への責任、学業、本人の健康や家計、家族の健康、子どもへの災難、といった生活の些細な出来事に対して常に心配する傾向があります。本人の有能さやパフォーマンスの質に関して過剰に心配する傾向もあります。

◇原因
全般不安障害を発症している人の多数は他の不安障害も併発しています。そのため、そのほかの不安障害の原因に当てはまる性格的気質は、この疾患の原因になると考えられています。例えば、否定的思考、危険回避などです。
そして小児期の逆境と親の過保護は、全般性不安障害に関連するといわれていますが、必ずこれらを経験しているわけではありません。

発症した人の多くは大きなストレスが原因であると言われています。仕事のストレスや学校でのストレスが少しずつ蓄積されて、発症するケースが多いです。

◇症状
広場恐怖症を発症している人は、公共交通機関や広い場所などといった特定の状況下で何か恐ろしいことが起こるのではないか、そしてそれを回避できないのではないかと不安感、恐怖心を感じます。そのことにより社会的、学業的、職業的に日常生活を送ることが難しくなったり、パニック発作を起こしたりすることがあります。パニック症を併発していることも多いです。

そして、重度である場合、恐怖や不安を回避するために、家にこもり出ることができなくなります。一方で軽度な場合、パートナーや友人、専門家が一緒であるとその不安、恐怖に立ち向かえることもあります。


◇不安恐怖の対象:以下のうち2つ以上に不安感、恐怖心を抱きます。

・公共交通機関…例:自動車、バス、列車、船、飛行機
・広い場所…例:駐車場、市場、橋
・囲まれているところ…例:店、劇場、映画館
・列に並ぶ、または群衆
・家の外に一人でいる

◇原因
広場恐怖症を発症している人の大多数は他の不安障害も併発しています。

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