子連れデンマーク旅【前編】ヘアメイク・村上 綾さん“学びの旅” | HugMug
保育園や幼稚園に行く前の子どもや、夕方帰って来てからなど、私も家事をしながら息子は中庭で勝手に遊んでる、とか理想でしたが、そんなわけにはまったく行かず。どこへでもついてきます。
大人や子どもがそこで長テーブルを出し、ロウソクとお花を飾って食事を楽しんでいる様子もたまに見ました(写真奥)。
全部屋から中庭が見えますし、オートロックもかかっているので安心です。緑で覆われているところはゴミ置き場や洗濯物干しです。
日本の家は他人との距離をつくる設計の家が多く、ベランダも他者から見えないようになっているマンションや家が多い。
デンマークの家のベランダを見ても、みんなそれぞれでだれも他人にどう見られているかなんて気にしていない。
生活をするということをとても楽しんでいる感じがしました。
これって本来の人間らしさなのではないかと。丁寧な暮らし、ともまた違うような。
父も母も夕方には帰ってきて子どもとの時間、家族との時間を何よりも大切にしている。
時間という、尊いものをとても大切にしている感じがしました。
そうできるのも税金は高いけれども、社会福祉に関わる財源すべてを税金で賄うことができているから、競走社会ではないのでみんな残業なしに帰って来れる環境があるからなのかなぁと沸々考えていました。
福祉が死ぬまでしっかりしているから日本のように、老後のために今がんばって働いたり、お金を貯めている人も少ない気がします。
日本ではいい教育はお金がないと受けることができない。
でも競走社会だからこそ今の日本があるとは思うので、それぞれの良し悪しはありますが、全員が平等に何歳になっても、貪欲に学ぶことができる社会になって欲しいと願います。
後編はそういった実際のデンマーク人の暮らしを体験するために自然豊かな郊外に行き、ホームステイ、保育園1日入園、動物性を一切使わないウェルビーイングを学ぶ学校(私の)に息子と行った体験を書けたらと思います。
またまた余談になりますが、石畳の歩道よりも自転車道のほうが舗装されていて広く、自転車が何よりも優先感があり自転車様な感じでした(笑)。
そしていわゆるママチャリは、前に子どもや大人、イヌが乗り、運ばれている様子がとっても可愛かったです。
ちょっと乗りたかったですが夫に遠隔で止められました(笑)。
電車にも自転車が持ち込めますし、自転車、ベビーカー、車椅子の優先席がありました。