【2019年春最新版】子どもにぴったりの国語辞典の選び方。全9社・24冊の特徴を一挙紹介
わざと言葉の海に航海させるのです。また、インターネット検索と違い、関係のない寄り道、ネットサーフィンの機会がないことが、紙の辞書の最大の特徴かもしれません。
国語辞典は小さな百科事典のようなもの
先日、国語辞典の調査に大型書店に出向いた際、小学2年生くらいの男の子がずっと国語辞典を「読んで」いました。彼の目の動きを見てみると、どうやら、コラムを拾い読みしているようです。国語辞典のコラムには、各社、それぞれの工夫が凝らしてあります。面白い言葉の知識を、写真やイラストを使って説明をしたり、時にはキャラクターが登場して解説したりしています。何かを調べたついでに、しばらくそのページに没頭する。これは無駄でも何でもない珠玉の時間です。
電子辞書では、現段階ではなかなかそれができません。
また、最近の国語辞典は、漢字辞典の機能を兼ね備えているものも多くあります。さらに、慣用句やことわざ、四字熟語なども載っていますし、動植物を引くと写真が載っている時もあります。国語辞典は小さな百科事典のようなものなのです。
そうだ、本屋に行こう!
国語辞典は、競争が激しい世界なので、各社それなりに工夫をしています。そして、書店で平積みされているような国語辞典であれば、あとで後悔するようなものはありません。
あとは、相性です。それは親と国語辞典の相性ではなく、あくまでも使用する本人と辞書の相性です。
何年も使うものですから、ぜひ、一緒に書店に出向き、本人に選ばせてみましょう。
国語辞典の選び方:7つのチェックポイント
1. コンパクト版やワイド版がある!学校によっては、学校に持って行かなければならないことがあるようです。しかし、だいたいの学校では3年生までは使わないはずですので、見やすい大きいもので良いでしょう。でも、学校と家を辞書を持って往復するようであれば、コンパクト版も視野にいれましょう。また、大きい方をワイド版としている出版社もあります。いずれも、内容は同じです。
2. バージョンが色々ある!
こちらも最近の辞書の特徴ですが、キャラクターものや、カラーバリエーションのあるものが。中身まで凝っているものもありますので、よく見てみましょう。
モチベーションがアップします。ただし「子どもっぽい」とそういうものを嫌うお子さんもいます。本人に選ばせることですね。
3. 実際に引いてみる
重さ、大きさ、紙の厚さ、字のフォントや大きさは、辞書によって微妙に違います。