読書感想文の書き方【小学生向け】を徹底解説。夏休みの宿題がうまくいく、低学年親のサポート術
という感想を言っていた場合の例です。
【質問シートに書かれた内容】
- 質問「どうしてキジが心配だったの?」
- 答え「ずっと役に立たないからいらいらした」
【文の作り方】
質問と答えをセットにする
「ぼくは、キジが心配だった。ずっと役に立たないので、いらいらした。」言葉を足す
「ぼくは、キジがずっと心配だった。ちっともみんなの役に立てないので、ちょっといらいらして見てた。」メモに残された言葉から、文章を肉付けする
「犬は強いでしょ?猿は頭が良いでしょ?でもキジは何もできなかった」という会話をしていたなら、次のような文になる:
「犬は、大きな声でワンワン吠えて、鬼をやっつけると思ったし、猿は頭が良くて手先が器用だから、すごく活躍すると思った。でも、キジは何もできないと思った。ぼくは、桃太郎がなぜキジをお供に選んだのか、ちょっと分からなかったくらいだ。」(「【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第5回:質問と答えをセットにしてみよう」より抜粋)
■ 文章の肉付けのコツ
上記のようにして文章を肉付けするときのコツのひとつに、オノマトペを活用するという方法があります。オノマトペとは、「ワンワン」「ドンドン」などの擬音語、「ひやひや」「ゆったり」などの擬態語のことです。
また、つい使ってしまいがちな「うれしかった」「悲しかった」などの単純な言葉は、ぜひ別の言い方で表現してみましょう。
そのためには親が問いかけを工夫してあげると、より具体的な感想文になりますよ。
「例えば何の時みたいにうれしかったのか」「どんなふうに体が変化したの?」といった質問をして、言葉を増やしていきます。質問をすれば答えが出ますよね。その答えを書けば良いのです。「うれしくて涙が出た」「鳥肌が立つくらいうれしかった」など、自分の体の変化を書くといいでしょう。
(引用元:同上※太字は引用にあたり施した)
★詳しい解説はこちら
【親子でとりくむ読書感想文 書き方レッスン】第5回:質問と答えをセットにしてみよう
★表現力アップのコツは、文章術のプロ・山口拓朗さんによる連載「作文力の伸ばし方講座」でも解説されています。合わせてお読みください。
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