子育て情報『「スマホ依存の親」と「衝動がコントロールできない子ども」の意外な関係』

「スマホ依存の親」と「衝動がコントロールできない子ども」の意外な関係

たとえば、スマホを使うのは、トイレに入っているときだけにする。「ちょっとトイレにいってくるね」といって、トイレの中でだけスマホでの用事を済ませるというふうに制限するのです。

あるいは、子どもとの関係を思えば、「子どもの前ではスマホを触らない」というルールを自分に課すのもいいと思います。毎日、子どもと接することができるのは、子どもが18歳や22歳になるくらいまでの限られた時間です。そのかけがえのない時間を大切にするためにも、スマホの利用法を見直してみてください。

諸富祥彦先生インタビュー_親のスマホ依存がもたらす問題04


『孤独の達人 自己を深める心理学』
諸富祥彦 著/PHP研究所(2018)
諸富祥彦先生著書


■ 諸富祥彦ホームページ

■ 明治大学文学部教授・諸富祥彦先生 インタビュー記事一覧
第1回:“手がかからない子”ほど要注意!「いい子症候群」が怖い理由と、その防止法
第2回:「過干渉」育児が招く悲しい結果。“見守るだけでは物足りない”親が危険なワケ
第3回:「スマホ依存の親」と「衝動がコントロールできない子ども」の意外な関係
第4回:完璧な子育てを目指さなくていい。親はもっとわがままに“自分の幸せ”を追求しよう(※近日公開)

【プロフィール】
諸富祥彦(もろとみ・よしひこ)
1963年5月4日生まれ、福岡県出身。心理学者。明治大学文学部教授。「時代の精神(ニヒリズム)と闘うカウンセラー」「現場教師の作戦参謀」を自称する。1986年、筑波大学人間学類卒業。1992年、同大学院博士課程修了。
英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、同大学教育学部助教授を経て、2006年より明治大学文学部教授。日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会認定カウンセラー会理事、日本生徒指導学会理事、教師を支える会代表等の肩書も持つ。専門は人間性心理学、トランスパーソナル心理学。孤独、むなしさ、生きる意味などをキーワードに、現代人の新たな生き方を提示している。スクールカウンセラーとしての活動歴も長く、学校カウンセリングや生徒指導の専門家でもある。『男の子の育て方』『女の子の育て方』『一人っ子の育て方』(いずれもWAVE出版)、『子育ての教科書』(幻冬舎)、『「本当の大人」になるための心理学 心理療法家が説く心の成熟』(集英社)、『他人の目を気にしない技術』(PHP研究所)、『「プチ虐待」

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