「10歳の壁」って面白い! 子どもの自己肯定感をあげる6つのヒント
渡辺先生は、「大きな変化の渦中にいる子どもは、強いストレスも感じている」といいます。それが大人への反抗的な態度につながることもありますが、親はしっかりと子どもを見守り、必要であれば導いてあげるように心がけましょう。
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■「10歳の反抗期」に親がすべきこと。子どもは親の思いどおりには育たない!
早稲田大学教育学部教授でアンガーマネジメントの専門家でもある本田恵子先生は、この記事の中で子どもの反抗期を段階別に解説しています。いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる3歳くらいの反抗期、そして14、15歳頃に訪れる思春期特有の反抗期。その中間にある10歳頃の反抗期について、親の接し方も含めて次のように述べています。
これはさまざまな試行錯誤をして創造力が伸びる時期だからこそ出てくる反抗期です。この時期にはルールで縛りつけ過ぎないように注意しなければなりません。「こうしたほうがいいよ」と親の理想を押しつけると、お手本どおりの解答はできるけど、独自性がない子どもに育ってしまうからです。
(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「10歳の反抗期」に親がすべきこと。子どもは親の思いどおりには育たない!)
「もう10歳」とはいえ、まだまだ子ども。その言動を見ていると、危なっかしくてつい口出ししたくなりますよね。しかし本田先生は、この時期の子どもは、思い切り自由にさせてあげると創造力や個性が伸びるといいます。
ではなぜ、この時期に子どもの個性を伸ばすことが求められるのでしょうか。それは、「子どもは親の思い通りには育たない」ことが明白だから。誰しも、自分の子どもには「こうなってほしい」という願望を抱いてしまいますが、ほとんどの場合、子どもは意外な個性を発揮して親を驚かせます。
だからこそ、本田先生は「この時期に、きちんと『自分で決められる』子どもに育てることを重視すべき」だというのです。
また、「たとえ反抗期がなくても、不安になる必要はありません」とも。本田先生は、「それは子どもの欲求を親が上手に受け止めている証拠」と述べています。この時期は、子どもが反抗してもしなくても、「ひとりの人格をもつ人間」として向き合うことが大切なのです。
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