毎日3つ選ぶだけの幸福術「ピック・スリー」。親子でハッピーになろう!
親は、そのことを自覚したうえで、自分の感情を子どもに素直に伝える努力をしましょう。「いま、お母さんは疲れているから答えてあげられないけど……」など、「イライラしているのは、あなたのせいではない」ということを伝えるのが重要なのです。親のストレスが子どもに与える悪影響は、人間形成に大きく関わるものばかり。侮れませんね。
なぜストレスがたまるのか?3つの原因
共働き家庭では、仕事、子育て、家事に毎日追われ、専業主婦(主夫)であれば、「家事も育児もできるだけ完璧にこなさなきゃ」と、こちらも毎日休みなしでフル回転。それぞれの環境ごとに、日々頑張っている方が多いと思います。
しかし、その完璧さがストレスの温床となり、子どものためにならないとしたら!?フロリダ大学やマイアミ大学の研究では、「完璧主義はメリットよりもデメリットのほうが大きい」ことがわかっています。ストレスをためないために、まずはストレスの原因を確認しておくといいようです。
ストレスの原因1:理想が高すぎる
いまは、さまざまな媒体から子育てや教育に関する情報がいくらでも得られるだけに、理想が高くなりがちです。向上心はすばらしいことですが、得た情報すべてを完璧にこなそうとするのはストレスのもと。「理想を目指す」のではなく、「参考にする」程度に肩の力を抜いて、毎日を過ごしましょう。
ストレスの原因2:人と比べすぎる
SNSの普及で、いろいろな人たちの生活を垣間見る機会が増えました。育児や教育に関する情報もあり余るほど手に入ります。「あの人に比べて……」「あの子はできるのにうちの子は……」と、ほかと比べてばかりでは、卑屈なストレスを抱えることに。特に子どもの性格や得意分野は十人十色。子どもを型にはめないためにも、過度な比較と情報過多には気をつけましょう。
ストレスの原因3:ひとりで頑張りすぎる
仕事も教育も頑張る親御さんたちが陥りがちなのが、すべてをひとりで背負い込むこと。頑張れば頑張るほど、「私はこんなにやっているのに」「なぜ協力してくれないの?」と、パートナーへの不満がたまりがちに。その鬱憤は家族に向かいかねません。自分も家族もハッピーになるために、家事分担を話し合ったり、有料サービスを利用したりするなど、うまく甘えられるようになるといいですね。完璧主義がストレスを生むのであれば、「完璧でなくてもいい」