子育て情報『「キレる人間」3タイプ。感情や意志を抑圧されてきた子はキレやすい』

「キレる人間」3タイプ。感情や意志を抑圧されてきた子はキレやすい

目次

・「すぐにキレる子ども」が増えている!
・「キレる」人間には3つのタイプがある
・「キレる子ども」の原因は家庭内にある
・「キレる子ども」の親、4つの特徴
・思春期の子どもがキレるのは、脳の仕組みが原因かも?
「キレる人間」3タイプ。感情や意志を抑圧されてきた子はキレやすい

自分の感情をコントロールできず、相手を傷つけてしまう……。程度の差こそあれ、イライラして他者に当たってしまう経験は、誰にでもありますよね。

では、なぜ人は「キレて」しまうのでしょう?どうしたら、子どもを「キレない人」に育てられるのか?今回は「キレる子どもの親の特徴」にフォーカスして、原因を探ります。

「すぐにキレる子ども」が増えている!

2000年頃から「キレる子ども」が社会で問題となり始めました。キレる子どもたちについて、社会心理学者の碓井真史氏は「なんらかの精神疾患をもっている子もいる」としつつも、最近は「普通の子」なのにキレるケースが増加していると述べています。そして、2020年以後のコロナ禍も子どもたちのメンタルに大きな影響を与えました。

国立成育医療研究センターが実施した「コロナ×こどもアンケート調査」では、6回の調査を通して、「すぐイライラする」「集中できない」と答えた子どもが約3割もいることがわかりました。
しかも子どもたちだけでなく、「メンタルヘルスに中等度以上の問題を抱える保護者」が5割以上もいることが判明したのです。親も子もストレスを抱えていることがわかります。

また、キレる子どもの増加傾向は、文部科学省が毎年行なっている「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」にも見ることができます。調査項目のひとつである「暴力行為」(小学生~高校生)の発生件数は、平成23年度の56,000件から、令和1年度には78,787件と約1.4倍にまで増加。小学生に絞って見てみると、7,175件から43,614件と、なんと6倍以上となっています。どうやら、キレる子どもは低年齢化しているようです。

次項では「キレる人間の3タイプ」について詳しく説明しましょう。

キレる子どもの親1


「キレる」人間には3つのタイプがある

アンガーマネージメントの専門家でスクールカウンセリングにも積極的に取り組んでいる、早稲田大学教育学部教授の本田恵子氏は、人のキレ方には【赤鬼タイプ】【青鬼タイプ】【凍りつきタイプ】と、3つのタイプがあるとしています。


【赤鬼タイプ】
いろいろな刺激に対してすぐに興奮してカッとなってしまい、体温が上がって呼吸も荒くなる。八つ当たりをしやすく周囲に自分の感情をまき散らす。このタイプの人が興奮しているときに、興奮を抑制しようとするのはとても危険。トラブルに巻き込まれる可能性が高いのだそう。

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