子育て情報『完璧を求めすぎてない?  子どもの「挑戦力」を育む3つのヒント』

完璧を求めすぎてない?  子どもの「挑戦力」を育む3つのヒント

「子どもは安心できる場所でこそチャレンジできる」と国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチの石川尚子氏が指摘するように、できないことを責めたり、実力以上の結果を求めて叱咤激励したりするのではなく、「頑張っている姿を応援しているよ」とただ見守るだけで、子どもはプレッシャーを感じることなく安心して挑戦できるのです。(カギカッコ内引用元:ベネッセ教育情報|引っ込み思案な子どもの「チャレンジ精神」を育むには[やる気を引き出すコーチング])

お母さんに膝枕されながら、手を握られている子ども


特徴3:「失敗してもいいんだよ!」と教えられている

そして3つめの特徴は、「失敗してもいいんだよ、と教えられている」ことです。心配性な親御さんほど「わが子に失敗させたくない」という思いが強すぎるあまり、つい先回りして障害物を取り除きがち。

しかし「失敗の経験から子どもは多くのことを学び、たくましさを身につけていく」と教育ジャーナリストの中曽根陽子氏が述べるように、失敗経験のないまま大人になると、ちょっとした困難にぶつかっただけでも挫折してしまう危険性があります。(カギカッコ内引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|任せて、失敗させて、考えさせる。「困難を乗り越える力」を伸ばすには、放っておくのが◎)

発達臨床心理学や保育学を専門とする東京都市大学人間科学部教授の井戸ゆかり氏も同様に、「失敗した経験がない子どもは、失敗を乗り越える経験もできないため、失敗経験がある子どもと比べて弱い人間になる」と指摘しています。

失敗は悪いこと、失敗すると恥ずかしい、と過度に失敗を恐れるあまり、挑戦することすらも避けるようになってしまうのです。すると、もちろん成功体験も得られないまま成長するので、自己肯定感が失われてますます挑戦意欲の低下に拍車がかかるでしょう。
(カギカッコ内引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「失敗を恐れない力」の育て方。子どもに「挑戦したい!」と思わせる、効果抜群な声かけ)

私たち大人がすべきなのは、「失敗してもいいから、まずはやってごらん」と促して、実際に失敗しても責めたりがっかりしたりしないこと。そして、「次からどうしたらいいかな?」と子ども自身に考えさせましょう。そうやって失敗を乗り越える成功体験を積むことこそが、時代を生き抜く知恵となり、何事にも「まずはやってみよう」とチャレンジする意欲の土台になります。

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