子育て情報『毎朝イライラさようなら! 年齢別・子どもの時間管理力アップ大作戦』

毎朝イライラさようなら! 年齢別・子どもの時間管理力アップ大作戦

という情報を、現実的な量としてとらえられず、自分の仕事を「時間」という量的概念でとらえる習慣がないということ。

深沢氏は、これまで2万人以上のビジネスパーソンを指導してきた経験から、「研修中に時間にルーズだった人で、数字に強く成果も出していると言える人はひとりもいない」と断言しています。(*2)

現在すでに、仕事での単純作業は減少傾向にあり、一人に対して複数のタスクが求められている状況です。だからこそ、時間を管理する能力は、未来の社会を生きる子どもたちにとって、なおいっそう必要になってくるでしょう。

すでに社会人であるお父さん、お母さんは、よくご存じだと思いますが、「約束の時間や期日を守ることができる人」は、仕事をするうえでもプライベートでも信頼されますよね。逆に、どんなに勉強ができても「時間管理ができない人」は、だらしのないイメージがつきまといますし、結果的に仕事でも人間関係でも信用されないのではないでしょうか。

では、子どもに「時間の大切さ」や「先を見通して行動することの重要性」を教えるには、どうしたらよい?次項では、年齢に応じた具体的な方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

子どもの時間管理術03


親子でトレーニング!年齢別・時間管理力を鍛える方法

時間感覚や時計に対する概念は、年齢によって理解度に大きな差があります。
そのため、まだ時計が読めない子が多い未就学児には声かけにも工夫が必要だったり、時間感覚がつかめてきた中学年くらいからは勉強のスケジュール管理をさせたりと、年齢に応じたトレーニングが求められるでしょう。ここでは、すぐに取り入れられる簡単なトレーニング法や声かけ法、またおすすめのアイテムをご紹介します。

【未就学児(3歳~小学校入学前)向け】
時間の概念は難しいものなので、「生活や遊びの中で無理なく、その子のペースに合わせて学び進めることが大切」と話すのは、楽しく子どもが知性を鍛える「楽勉(らくべん)」を推奨する教育評論家の親野智可等氏。自然に楽しく時間に親しむことで「時計っておもしろい!」という前向きな意欲を引き出すことをすすめています。

まだ数字が読めない3歳児でも、時計に親しむことは可能です。方法としては、家のなかのあらゆる場所にアナログ時計を置いて、常に時計が目に入る環境を作るのがおすすめ。親野氏によると、「時計がつねに目につく環境で、『長い針が上に来たら終わりだよ』と声かけすることで、自然と時間や時計を理解できるようになる」

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