基礎体温の正しい測り方!舌の下で測るのがコツ?いつ?夜に測っていいの?
そのため、十分な睡眠をとり、寝起き直後に布団の中で測ります。
身体を動かすと体温が上昇してしまい、基礎体温を正確に測ることができません。朝起きてから基礎体温計を探して動き回ることがないように、寝る前に枕元に用意しておくと便利ですよ。伸びや声を出すといった、ささいな動きも控えるようにしましょう。
基礎体温計を舌の下に入れて口を軽く閉じる
基礎体温の測定位置は、脇の下ではなく口の中です。測定部分を舌の下にあるすじ部分の根本に当てます。舌の上で測ると、0.04℃〜0.10℃の誤差が出てしまうため、必ず舌の下で測りましょう。
舌の下に入れたら、空気に触れて気温の影響を受けないように、検温が完了するまで軽く口を閉じます。
検温できるまで静かに待つ
検温中は、寝返りを打つなどして姿勢を変えないようにして待ちます。また、顔を横向きにすると、体温計が測定位置からずれる場合があるので、仰向けの状態が良いでしょう。
測定にかかる時間は「予測検温」か「実測検温」かどうかによって異なります。一般的な基礎体温計は約30秒測定すると、身体の内部の温度を予測した予測値が出ます。予測検温は少なからず誤差が生じることがあるため、より正確に体温を測定したければ、予測検温が出ても口にくわえたままにして、約5分後に実測検温が終わるのを待ちましょう。
基礎体温グラフをつける
基礎体温を測定したら忘れずに基礎体温表に測定値を書き入れましょう。基礎体温表は薬局などで入手することができますよ。
基礎体温表の書き方は、毎日の基礎体温の点と点をつないで折れ線グラフ化し、生理期間や性交した日にはチェックを入れます。
おりものの変化や生理痛の有無の他、飲酒、睡眠不足、体調、薬の服用など、基礎体温に影響しそうな内容についても備考欄にメモしておきましょう。
自分で記入するのが面倒だったり、書き間違いが心配だったりするときには、体温計自体のメモリ機能や、グラフ閲覧機能を活用すると便利ですね。また、基礎体温がつけられる無料アプリもおすすめです。
基礎体温を測るコツと注意点!夜に測っていいの?
しっかりと睡眠する
基礎体温を正しく測るには、十分な睡眠をとることが大切だという説がありますが、これを証明する医学的なデータはありません。一方で、睡眠不足やストレスなどによって自律神経が乱れると、基礎体温も影響を受け、基礎体温グラフがガタガタと不安定になりやすいことは確かです。