基礎体温の正しい測り方!舌の下で測るのがコツ?いつ?夜に測っていいの?
時間帯によっても異なり、早朝が最も低く、時間が経つにつれてだんだんと上がり、夕方が最も高くなるといわれています。
基礎体温は外的要因の影響をあまり受けないよう、毎日同じ時刻に舌の下で測ります。しかし、夏の暑い日や、冬でも電気毛布を使って寝ると、基礎体温が高めになる可能性があります。一方、クーラーが効いていたりして基礎体温が下がることもありえます。
基礎体温は環境によって上がり下がりするのが珍しくないものの、2~3ヶ月記録をつけて不安定な状態が続くようであれば注意が必要です。生理周期内で低温期と高温期にわかれていなければ、無排卵月経になっている可能性もあるため、一度産婦人科に相談すると良いでしょう。
基礎体温は妊娠・避妊に役立てることができる?
妊娠しやすい時期がわかる
妊娠するためには排卵したときに受精し、受精卵が着床する必要があります。低温期から高温期への移行という排卵のサインがあったら、妊娠しやすい時期だと考えて良いでしょう。
妊娠が成立すると、女性ホルモンの分泌が変わって基礎体温が高温を維持します。高温期が16日以上続くと、妊娠の可能性が高いといわれています。生理がこなくなり、人によっては下腹部痛や胸の張りなどの症状が出てきます。
一般的な妊娠検査薬が使えるのは生理予定日の約1週間後ですが、早期妊娠検査薬の場合は高温期12~14日目くらいに判定できるといわれています。
基礎体温のみの避妊対策は危険
基礎体温は排卵期をある程度予測するのに役立ちます。しかし、実際にいつ排卵するかどうかを基礎体温だけで判断するのは難しいものです。基礎体温が正確に測れていない可能性もないわけではありません。妊娠を望まない場合は、コンドームなどほかの避妊方法を併用することが必要です。
基礎体温を正しく測って体調管理しよう
基礎体温は、妊娠しやすい日や生理予定日を知る以外にも活用することができます。
生理前にイライラする、下腹部が痛くなるなどの症状がある場合には「PMS(月経前症候群)」かもしれません。基礎体温の高温期はPMSの時期と重なるため、排卵期に入り基礎体温が上がり始めたら、普段よりゆっくり過ごすよう心がけたいものですね。また、生理前にはニキビなどの肌荒れに悩む方もいます。高温期に入ったら、いつも以上にスキンケアに気をつけるといった対策を取るのも良いでしょう。