【新型コロナウイルス】妊婦さん向け!厚生労働省が妊娠中の感染症対策まとめを発表
新型コロナウイルスに感染している可能性がある場合は、妊婦健診を控えることも大切です。まずは「帰国者・接触者相談センター」に電話で相談したうえで、かかりつけの産科医療機関に相談してください。
妊婦がコロナウイルスに感染したときの分娩について
万が一妊娠中に新型コロナウイルスに感染したとしても、妊婦さんが安心して分娩できるよう、各都道府県で医療提供体制を整えるよう努めています。新型コロナウイルスに感染した場合でも過度に悲観せず、かかりつけ産科医療機関と分娩先などについてしっかりと話し合ってくださいね。
職場における妊娠中の女性労働者等への配慮
厚生労働省は令和2年4月1日付で、経済団体と労働団体(※)へ妊娠中の方への職場における配慮についてお願いを出しました。これは新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取り組みで、妊娠中の女性を守るためのものです。
とくに妊娠中は、ウイルスの感染に不安を感じている方が多いことから、雇用側は十分な配慮を心がけるような要請を出しています。新型コロナウイルスに限らず妊娠中に肺炎を起こした場合、妊娠していないときに比べて重症化する可能性があることも視野に入れ、妊婦の安全な働き方を呼びかけています。
妊婦に配慮される主なポイント
・妊娠中の女性労働者が休みやすい環境の整備
・感染リスクを減らす観点から、テレワークや時差通勤の積極的な活用の促進
・妊娠中の女性労働者を含めた従業員の集団感染の予防のための取り組みの実施、など
たとえコロナウイルスに感染していなくても、コロナウイルスに関連したことで休業する場合は、妊娠中に労働基準法第26条により、休業手当(平均賃金の 100 分の 60 以上)を支払うことが望ましい旨も記載されています。妊娠中に安心して働けるよう、雇用側としっかりと話し合ってくださいね。
※経済団体…日本経済団体連合会、日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会
※労働団体…日本労働組合総連合会
自分の健康を第一に考えて妊娠・出産を乗り切ろう
新型コロナウイルスは爆発的に拡大し、世界を震撼させています。とくに妊娠中や小さな子どもを持つ方、高齢者などは不安になる方も多いででしょう。しかし、基本的な予防をしっかりとすることで、感染をおさえることができます。
厚生労働省は「省を上げて、妊婦の方々の安心・安全の確保に全力を尽くしてまいります」