ハチミツ以外にも! 医師が教える“乳児に食べさせてはいけない”食品
絶対に知っておいて欲しい「乳児に食べさせてはいけない食品」を沼田先生に伺いました。
【乳児に食べさせてはいけない食品】
・生食の魚介類や肉類(生の物には雑菌がついている)
・ハチミツ(ボツリヌス菌が含まれていることがある)
・塩分や油分が強いもの(味が濃いのは胃腸に良くない)
・水道水(塩素が多く、雑菌が含まれていることがある:白湯はOK)
・えびやカニなどの甲殻類(アレルギー反応を起こすことがある)
・豆やナッツ類(喉に詰まってしまうことが考えられるのとアレルギー反応も)
・自家製の生野菜ジュースなど(野菜に雑菌がついていることがある)
『その他に、今はあまりないかもしれないが、井戸水もボツリヌス菌が含まれていることがあるのでよくありません』とのことです。
上記の食品類は、どれも「機能の未発達さ」と「免疫力の低さ」という2つの部分が大きく関わってきています。だから注意が必要なのです。
●アレルギーの心配はどう対処すればいい?
アレルギーの心配はありますよね。食べさせて良いものかどうかで迷います。
対処の仕方も沼田先生に教えていただきました。
『乳児湿疹などの湿疹が治りにくいお子さんや、アトピーっぽい症状が見られるお子さんは、離乳食を始める前に、大きな病院でおこなっている血液検査を受ける ことです。
それ以外のお子さんは、少しずつ食べさせて様子を見るようにするといいです』
大きな病院の小児科では、アレルギーを調べる血液検査をやってくれるそうです。
血液検査をおこなえば、小麦や卵など、何にアレルギー反応が出るかがわかるので食べさせてはいけないものがハッキリとわかります。
【アレルギーの出やすい食材】
・小麦
・甲殻類(えび・カニなど)
・頭足類(いか・たこなど)
・ピーナッツ
・そば
・キウイフルーツ
・桃
・パイナップル
・りんご(希に反応する人がいるとのこと)
・ゼラチン
・生卵(白身の部分が特に良くない)
果物でもアレルギーを持っている人がいるという話でした。最初は少しずつ様子を見ながら与えるようにするべきだということがよくわかります。●情報を得るために
離乳食に関する情報などは、乳幼児検診で正しい情報を得ることができます 。
栄養士や保健師が、実際の離乳食の状態を見せてくれたり、相談に乗ってくれたりしますので、参加することがとても大切です。
乳幼児検診は、身長や体重を計るだけではなく、たくさんの有益な情報を得ることのできる場です。