子ども英会話教室の先生は「日本人」と「ネイティブ」どちらが良い?
みなさま、こんにちは!海外生活25年続行中、国際結婚、国際子育て真っ只中のバイリンガル教育パパ、Golden Beanです。
「子どもを英会話教室に通わせようと決めたんだけど、先生はやっぱり英語ネイティブスピーカーじゃないとダメだよね!」そうお考えのママやパパはきっと多いのではないでしょうか?
でも、本当にそうなのでしょうか? 子ども英会話教室の講師は日本人が良いかネイティブが良いか?それぞれの長所と短所を冷静に考えてみましょう。
●ネイティブスピーカーのような発音を身につけてほしいという希望
子ども英会話教室や小学校の英語の時間では、ネイティブスピーカーに指導してほしい、という希望は、ママ、パパを中心に多いようです。それはなぜなのでしょうか?
どうせ英語を勉強するなら、できればネイティブスピーカーのような発音や言い回しを身につけてほしい。そのためには、英語の先生はネイティブスピーカーであるべきだ。たくさんのママやパパがそう考えていらっしゃるのだと思います。
しかし、ネイティブスピーカーのような発音を身につけるという目標設定は、日本で日本語に囲まれて暮らす日本人の子どもたちにとっては、あまり現実的ではないかもしれません。
音声の習得には、個人差があるにせよ年齢的制約があることは確かなこと のようなので、よい発音を身につけたいと思うなら、できるだけ早くから英語学習を始めるのがよいのかもしれませんが、それは膨大なインプットが得られることが前提での話なのです。
過度な期待はするべきではないのかもしれません。
英語以外の言語環境において、早期に英語学習を始めても、ネイティブスピーカーのような発音にはまずならない と言われています。
イマ―ジョンプログラム(外国語で他の教科を勉強することで、その外国語の習得を目指すバイリンガル教育方法)に在籍してかなりのインプットを得ていた子どもでも、ネイティブスピーカーと同じような発音習得は困難であることのようです。
●ネイティブスピーカーの発音の定義
しかし、よく考えてみましょう。そもそも、ネイティブスピーカーの発音とはどのような発音なのでしょうか?
その定義自体も明確ではないのです。目標とすべきネイティブスピーカーの発音を具体的に規定することは難しいことなのです。その上、現代では英語を母国語としない人同士の英語でのコミュニケーションの機会が爆発的に増加しています。