自然じゃないからダメ!? 帝王切開ママを傷つけた心ない言葉3選
こんにちは、佐原チハルです。
みなさま、出産方法ってどのように選択しましたか?
私は無痛分娩だったのですが、「痛いのが嫌だなんて、そんなんでちゃんと母親になれるの?」とお節介な心配をされたことがありました。
無痛分娩と並んでアレコレと言われやすいのが“帝王切開”。帝王切開を経験したママたちも、さまざまなことを言われてしまうようなのです。
そこで今回は、帝王切開を経験したママたちが言われてきた言葉たちと、それについての声を聞いてみました。
●(1)「自然分娩が一番だよね」
『少し前に妊娠した友人と会ったときの話です。出産時の感想を聞かれ、突然の帝王切開で大変だった話をしたところ、「やっぱり私は自然なのがいいな。自然分娩が一番だよね」と言われ、モヤっとしてしまいました』(30代/3歳の子のママ)
もちろんお友達には悪気はなく 、ママさんの「大変だった」という話に共感したからこそ出てきた言葉だ、ということもわかってはいたそう。
『私だって好きで帝王切開にしたわけじゃないのに。それにあらためて「自然が一番」て言われちゃうと、うっ、てなります。“不自然”な出産で悪かったですねーって思っちゃうんです。自然じゃない扱いって、そういうことでしょう?人の出産を不自然扱いするってひどくないですか?』
“自然分娩”というのは単なる呼び名ですが、この言葉を使ってしまうと、確かに「その他の方法は自然ではない」と言ってしまっていることになりますね。
当たり前のように使っている呼び方についても、「この言い方、大丈夫かな?」と考えるようにしたいですね。
●(2)「普通に産む痛みを味わっていないと、愛情も生まれないって言うから」
『無痛分娩をする予定だった姉が、出産するタイミングの関係で、結局は“自然分娩”をしたんです。それを知った父が姉に言った言葉です』(30代/3歳と1歳の子のママ)
父親が、単に姉を労っているのだということはわかっていたそうですが、その言葉を聞いてしまい、血の気の引くような思いをしたそうです。
『なんかもう、すごくショックで。
“産む痛み”を味わってない私のこと、そんなふうに思ってたの?って。そういう考え方があるんだっていうのは知っていたけど、父親が言っているのを聞いてしまうというのは、格別なショックでした』
なお、お父さんのこの言葉を聞いた瞬間、労われた側のお姉さんは「産み方は関係ないでしょ!」