2016年3月17日 19:00
心配しすぎなプレママへ! 意外に効果バツグンな「逆子の治し方」7つ
そのまま出産すると膝から出てくるような状態になります。両膝とも下を向いている場合は全膝位、片膝を立てている場合は不全膝位と呼ばれます。
(4)複殿位:頭が上、足はいわゆる“体育座り”の状態です。完全な体育座りの場合は全複殿位、片足が上がっている場合は不全複殿位と呼ばれます。
(1)の単殿位以外は、普通分娩を断念するケース がほとんどです。たとえ(1)でもママさんの体質や産道の形状、赤ちゃんの状態によっては、最初から帝王切開を選択する場合もあります。
そもそも逆子の原因はすべてが解明されているわけではありませんが、
「子宮筋腫、子宮内膜症などが原因で子宮の形状が通常と違い、上部に頭が収まりやすい」
「羊水が多めで赤ちゃんが小柄であるため、出産間際まで赤ちゃんが動いてしまう」
「母体が冷え性で赤ちゃんの動きが妊娠全期にわたって不活発」
などの原因が考えられます。
逆子の改善方法と言えば『逆子体操』 がもっとも有名ですが、他にも改善法があるので覚えておきましょう。
●医師が推奨する逆子の解消法5つ
●(a)逆子体操
30週目以降に行うのが一般的です。産院から体操の図解をもらったり、実践指導を受けたりします。育児本や関連サイトにも、分かりやすい図解がたくさん載っていますね。
さまざまな体位がありますが、どれもお尻の位置を高く上げて赤ちゃんの回転を促すものです。
有名な『シムズの体位』 は、プレママさんにとっては最初はキツく感じるポーズですが、慣れてきてお腹のハリがなければそのまま就寝してもOKです。
逆子体操を実践することで「次の健診で治っていた」「数回で治った」という事例が数多くあります。まずはこの体操を素直に実践してみるのが、逆子治しの王道です。
じつは筆者の子どもたちは2人とも8週まで逆子でしたが、数回の逆子体操であっさり改善しています。
●(b)就寝時の姿勢による方法
ママさんが“横向きに寝る”だけの簡単な方法なのですが、どちら向きでも良いというわけではありません。「赤ちゃんの背中が上に向くように寝る」 というのがポイントです。
現在の赤ちゃんの向きを受診時に教えてもらい、実行します。体操よりもさらに母体への負担が少なく、安全で効果的な方法です。
●(c)食事療法
母体が冷え性だと、赤ちゃんの胎動が不活発になりなかなか逆子が改善しないことがあります。