これが少子化の原因!? ママたちが嘆く日本の不便すぎる育児事情3つ
こんにちは、ママライターのあしださきです。
厚生労働省が2016年5月に発表した2015年の人口動態統計によると、1人の女性が生涯に産む子どもの人数を推計した合計特殊出生率が1.46%となり、2年ぶりの上昇をしたそうです。
しかしながら、この数値は少子化に歯止めがかかるほどの伸び率ではなく、依然として日本は少子高齢化社会へ突き進んでいる状態です。
少子化、少子化と叫ばれていますが、お子さんをお持ちの皆さんは果たしてそれを実感するような出来事に出会ったことはありますか?
個人的には、「本当に少子化なのか」と疑うほどに子どもをめぐる環境に不便さを感じてしまうことが多いのです。
そこで今回は、子育てをしていて直面した「日本ちょっとおかしいだろ!」というエピソードを3つご紹介していきたいと思います。
目次1 妊娠中から“保活”!? 何が「一億総活躍社会」だ!2 初診で分娩予約しないと間に合わない! 産みたくても産む病院がない現実3 幼稚園の未就園児クラスの申し込みで、炎天下の屋外に並ぶ!?
●妊娠中から“保活”!? 何が「一億総活躍社会」だ!
『20代は男性に負けないように頑張って仕事をしてきた。その甲斐あって、ある程度の責任ある役職を任されるまでになった。30代で結婚し子どもを授かり、家族が増える喜びを感じる暇もなく、あの“保活”というものと戦わなければならなくなった。
私の住んでいる地域は待機児童数が多く、働く母親たちは早いうちから子どもの預け先を確保すべく血眼になって保育園を探しているという。私も妊娠中から“保活”に参戦 。こんな社会、おかしいだろ!
女性が当たり前に仕事をしながら子育てができないなんて、やはり日本は諸外国に比べて遅れていると思う。一億総活躍社会とか、首相の言葉もしらじらしくて笑える』(30代/大手証券会社勤務・1児の母)
“保活”という言葉自体、本来なら必要ないものです。
そもそも住んでいる地域の公立小学校や中学校のように、規定の年齢に達したら希望するすべての子どもが入学可能になるようなシステム が望ましいのではないでしょうか。
入学者の人数が多い年もあれば少ない年もあります。しかし、多いからといって公立小学校で入学を断られることはありませんよね。多ければクラスを増やして対応してくれます。
保育園にも同じような体制を期待するのはおかしいことでしょうか?
●初診で分娩予約しないと間に合わない! 産みたくても産む病院がない現実
『本当に「ありえない」