子育て情報『ウチの子も内村航平に! オリンピック選手の親たちが実践した教育法2例』

ウチの子も内村航平に! オリンピック選手の親たちが実践した教育法2例

ついに内村さんは、周子さんからの電話やメールを無視するようになってしまいます。

しかし内村さんにお子さん、つまり周子さんのお孫さんが誕生したことなどがきっかけで、お互いに子離れ、親離れの時期が訪れます。

母を嫌って「もう応援に来ないで」と言っていた内村さんの態度が軟化し、周子さんも過度な執着を控えるようになったのです。

最近では周子さん自身が体操の全日本シニア選手権に出場され、なんと50代の部で堂々の1位を獲られています。

息子さんへの執着から卒業し、実はちゃんと“自分の世界 ”を持っていることに気づかれた姿はとても輝いています。

長年のサポートも無駄にならなかったのですから、反省点はあれど結果オーライと言えるのではないでしょうか?

●「押し付け」「支配」にならないための絶妙なさじ加減とは?

献身的なサポートを黙々と続けたり、執着や押しつけといった間違いを経て和解したり、オリンピック選手を育て上げる過程は1つではありませんが、最終的には“親ではなく、本人の熱意が育っているか否か ”が、結果を出せるかどうかのカギとなるようですね。

児童精神科医の白尾直子さんが自身の著書『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』にて、下記のように述べています。

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『子どもと自分を同一視したり(分身だと思ったり)、ありのままの外見や人格を否定・攻撃したり、子どもを自分の持ち物のように思ったりすることは良いことではありません』

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というように、「親の願望を押し付けること」「過保護になること」「感情的になること」は、子どもの精神面に悪影響を与えかねません。


逆に、子どもが大きな夢を持ってそれを口にしたときに「まさか」「できるわけない」「無理じゃない」といった否定的な言葉を投げかけることも、親が面倒くさがって何も行動しないことも、よくありません。

子どもに“やりたいこと”ができたとき、私たち親にできることは何でしょうか?

より良いチームに所属できるよう、情報を集め、あらゆる団体に見学に行って自分の目でしっかりと見る。

遠征、練習に付き合い、当番などの役割を積極的に果たす。金銭的にサポートする。時間を作り、良いコーチを探す。

もっとも大切なことは見返りを求めない ことです。

一生懸命サポートするのは結構ですが、「あんなに尽くしてやったのに!」

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