必要があります。学校関連や仕事などなど……多様な書類の整理にADHDママが対応するためには、無理のないシステムを生活の中に組み込むことがポイント。
プリントが家の中で迷子にならないような工夫を凝らせば、“忘れん坊親子”の汚名返上も夢ではありません。
●プリントの内容を必ずチェックし実行できるステップ
●(1)わが子から必ずプリントを回収する
わが子もADHDであった場合、このステップから難易度が高くなります。
ランドセルの中には常時“プリント用ファイル”を入れておき、学校で受け取ったプリントはもれなくファイルに入れて持って帰るように伝えましょう。
わが家では、「学校の机の中は、迷子のプリントが0枚になるように……」と伝えています。
また、点数の低いテストややり忘れた宿題を見つけてお子様を叱ってはいませんか?
これを繰り返すと、叱られることを恐れてプリントを隠してしまう癖がつきます。
どんなプリントであっても、怒りたい気持ちを抑えて渡してくれたことを褒めてあげてください 。
●(2)受け取ったプリントは決められた入れ物に収める
子どもから受け取ったプリントは、決められた入れ物(専用の箱を作ったり、決められたファイルを用意したりしてください)に収めましょう。
子どもからプリントを受ける夕暮れ時は、主婦にとって1日の中でも特に忙しい時間でもありますね。
洗濯物を取り込んだり、夕飯を作ったり、小さな子がいればお風呂に入れて……何かとバタつくこの時間帯に、無理に処理しようとする姿勢がケアレスミスの元になります 。
ひとまず受け取ったプリントを失くさないこと、きちんと保存しておくことを優先させてください。
●(3)プリント整理の曜日を決めて、落ち着いて処理する
プリントの内容をチェックする曜日を決めましょう。わが家では、毎週土日に主人を巻き込んでプリントチェックの時間を設けるようにしています。
「文字ばかりが並んでいるプリントを読むのが苦手……」という方は、私のようにパパの手を借りてみることもオススメです。
そこで重要なプリントとそうでないものを仕分けしてください。
学校ごとに違いはあるでしょうが、私の場合は以下を基準に分けています。
【重要なプリントの例】
・毎月発行される学級通信
・記入欄や切り取り線があるなど、提出が求められる内容のプリント
・社会科見学や授業参観など、イベントのおしらせ系
【あまり重要ではないプリントの例】
・地域で開催されるイベントのおしらせ
・ほけんだより
・給食だより
明らかに重要ではない・不要である場合は、手元に残して重要なプリントと混ざってしまうリスクを回避するためにも捨ててしまいましょう 。