プリントが行方不明!? ADHDの親子が忘れ物をなくすための5ステップ
●(4)重要なプリントの行き先
まず、提出する系のプリントはその場で即記入し、ランドセルの中に入れてしまいましょう。私の場合ですが、後回しにしてしまうと確実に忘れます。
そのほかのプリントは、カレンダーに貼り付けてしまう のがオススメ。
たとえば25日に行われる社会科見学のプリントであれば、カレンダーの25日の欄にセロハンテープで貼ってしまいます。
ファイル等にしまい込んでしまうと、その行事やプリントの存在を忘れてしまうことがありませんか?
せっかく仕分けた重要なプリントを、目視し続けられる場所にキープして当日まで忘れないための工夫です。
その月の予定や持参物について記載された学級通信も、日常的に目に触れる場所 に掲示しておきましょう。
回覧板で回ってきたプリントや仕事関連の書類、締め切りのある手続きのお知らせなども、同様にカレンダーに貼り付けておくと忘れにくくなります。
●(5)スケジュールは1週間単位で
ママには学校関連以外にもさまざまな予定が入ります。
仕事や家庭の行事、地域での当番などなど……それらをスケジュール帳にまとめている方も多いでしょう。私も、以前から月ごとの予定を手帳にまとめていました。
しかし、手帳に書いただけでは忘れん坊が治らなかったのです……。
そんなとき、大人の発達障害をサポートする支援センターで目から鱗の解決策を教わりました。
まず、100均などで販売されている小さめのホワイトボードを手に入れます。ホワトボードには、1週間分のやるべきことを記入しましょう。
やるべきことが終わるたびに、書いてある予定を消していきます。週末には、ホワイトボードが真っ白になる状態を目指してください。
たったこれだけです。このホワイトボードは、冷蔵庫など毎日イヤでも目に入る位置 に貼り付けておきましょう。
月単位や年単位など長期的な計画を実行するのが苦手な私ですが、1週間を完璧に過ごすという目標にハードルを下げると今までが嘘だったかのように忘れグセが改善されました。
ひと月や1年だって、細かな1週間、1日が積み重なったものです。今日を完璧に、今週をミスなく過ごすことを目標にしてみてください。
●ママも一緒に苦手克服を目指そう!
学習障害の症状は人それぞれ異なります。ここで紹介した方法が合わないママもいらっしゃるかもしれません。